「あきよし医院」-リノベーション工事Ⅲ-01
ツイート■ 2年前、築30年を超える病院施設 「あきよし医院」のリノベーションデザインをさせていただきました。
Ⅰ期、1F外来トイレと2F入院施設のトイレのリノベーション
Ⅱ期、1F外来エントランス、待合室のリノベーション
リノベーション全体を通しての目的は次のとおりです。
1,バリアフリー化
2,老朽化した設備の更新、変更
3,内装デザインの刷新
30年前の地域の病院や診療所は、その地域の命を守るという大きな責任を担う重要な施設でした。
その責任の大きさと重要性、それに答える先生方の気概などがモダニズムデザインと結びつき、重厚感のある建築デザインとなっている場合が多く見られます。
時は流れ社会も変化しています。社会全体がバリアフリー化、ユニバーサルデザイン化が進んでいます。病院はサービス業的な側面が大きくなり、患者さんにとって親しみや、居心地、快適性などが求められるようになってきました。
つまり、威厳あるデザインから、バリアフリー的アメニティーデザインへ変化したわけです。
■ 第Ⅲ期となる今回は、2Fの廊下内装と照明の刷新と、病室の外開きドアを上吊り引き戸に変更することです。
↑ 現況:病室のドアは廊下へ外開きとなっています。
機能的に問題がある外開きドアを、半自動の上吊り引き戸に変更します。
↑ 現況:中央部には外部光庭があり、優しい光が採り入れられています。
病院的=味気ない雰囲気となっている廊下内装をアメニティーに配慮した人のいる空間として刷新します。
↑ 現況:ちょっと広めの廊下にはソファーが置かれて休憩場所や談話の場所として機能しています。
時として退屈な病室の中で、気分が少しでもリフレッシュできるような空間になるようにしたいと思います。
>>完成までのストーリー
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>>11 – サイン完成
>>10 – 特別室リノベ04
>>09 – 特別室リノベ03
>>08 – 特別室リノベ02
>>07 – 特別室リノベ01
>>06 – サイン計画
>>05 – 照明計画
>>04 – 廊下壁塗装検討
>>03 – 上吊り引き戸検討-2
>>02 – 上吊り引き戸検討-1
>>01 – デザイン開始・概要
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「あきよし医院」リノベーションⅢ
場所:福岡県太宰府観世音寺
構造:RC造3階建て
築年数:約30年
工事:㈱マベック
デザイン:信濃設計研究所