路地歩き>別府-02>”別府 ブルーバード”-02
ツイート先日『織田作之助生誕100年記念・全国路地サミット2013 in べっぷ温泉』が行われ、別府の路地を歩きまわってきました。
メイン会場は”別府ブルーバード”。戦後、昭和の経済成長期に建てられた典型的なRC建築です。
劇場のエントランスは重要です。これから始まる公演にむけて、心の準備をしていく空間だからです。映画が国民的娯楽だった時代にできたこの”別府ブルーバード”。このエントランスにはチケット購入のため、多くの人々が心を高揚させ、上映開始時間を気にしながら並んでいたことでしょう。
右 奥に向かって上へと昇ってゆく階段は、劇場へと向かう気分を高めてくれます。時代表現である”赤”が印象的なカーペットがいまだに残されています。天井も当時の”豪華表現”である鏡面天井材が使われています。ここを通る人々の姿が天井に映り込み人々の動きが印象に残るようになっています。
映画好きにはたまらない”ポスター”が、ここかしこに貼ってあり壁面を埋めています。映画好きに劇場の存在感を訴え、寂しげなエントランスをできるだけ賑やかにしようという意図が見られます。かつては人々で賑わっていっていたであろう窓口は、使われている痕跡も少なく寂しいですが、いまでは逆に哀愁をさそい雰囲気を醸し出しています。
年代物の”いらしゃいませ”の看板や、昔良く見かけた”スピーカー”、セロテープで貼った”チラシ”、手書きの日程案内・・・など、手作り感が満載で”映画”に対する気持ちが表れていますね。
お客様を出迎える”いらっしゃいませ”のサイン。両端の”花”、フォント、背景の色が”時代”を表現しています。
フェイスブックページも完備
つづく・・・
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『織田作之助生誕100年記念・全国路地サミット2013 in べっぷ温泉』:http://yasuko-n.wix.com/rojisummitbeppu
メイン会場:”別府 ブルーバード”:http://www.beppu-bluebird.info/