世界の美術展来場者数

Posted by admin - 4月 2nd, 2010 ↑ blog top

■世界全体で、日本国内で開催された美術展来場者数が上位を占めたそうです。

朝日.comの記事で見付けたのですが、英アート情報誌「The Art Newspaper」によると・・・

1位 : 東京国立博物館の「国宝 阿修羅展」 1万5960人 1日当たりの来場者数
2位 : 奈良国立博物館の「正倉院展」     1万4965人
3位 : 東京国立博物館の「皇室の名宝―日本美の華」 9267人
4位 : 国立西洋美術館の「ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」
10位 : 国立新美術館の「THE ハプスブルク」

という結果になったそうです。
九州国立博物館でも開催された「国宝 阿修羅展」でも連日、数時間待ちの状態が続きました。
まさか世界全体で比較して、これほど日本人が美術館に行っているとは思いませんでした。
この現象はいったい何なんでしょうか?

超一流の価値あるものがあれば、少々無理をしてでもそれを体感したい。
一見、閉塞的な行き詰まり感が蔓延している状況で、年々内向きになってゆく若者達を嘆く声が大きい中、逆に、日本の大衆文化は時代の潮流にふさわしい多様な様相で隆盛を極めつつあると思いませんか。

阿修羅像をみて「かわいい」と表現する人々・・・「かわいい」文化が日本の大衆文化を牽引し、上記のような結果になったのではないでしょうか。

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