アトム、小学校の入学式に参加
ツイート■ 東京・高田馬場にある小学校の入学式に、鉄腕アトムが参加したそうです。
科学の子・アトムは2003年4月7日、高田馬場の科学省で誕生した設定になっています。ということで7年後の2010年に小学校入学というわけです。
「鉄腕アトム」を読んでいた子供の頃、21世紀は永遠にやってこないかのような、ものすごい遠い未来のように感じていましたが、21世紀になり既に10年、アトムが小学校の入学した年になりました。
近代の幕開けは、科学技術の発展により、「未来」という夢を提供し続けていくことでもありました。
私がまだ子供だった昭和40年代は経済成長真っ只中で、世の中は活気に溢れ、子供の本や雑誌、テレビ番組は「未来の社会」の絵で溢れていました。それらの未来予想図に感化された子供たちは、科学技術の発展により輝かしい未来が必ずやってくると思っていました・・・それは21世紀。本当に遠い未来の21世紀、輝かしい豊かな生活が待っている、そう思っていました。
そして、「未来ブーム」は1970年の大阪万博でその頂点を向かえ、徐々に科学技術万能主義が挫折していきます。
21世紀の現在、子供の頃「鉄腕アトム」を代表とするロボットマンガ・アニメを見ていた子供達が、現実にロボットをつくる時代になってきました。日本人が人間型ロボット開発にこれほど熱中するのもよくわかります。私もロボットをつくりたいと今でも思っています。
あらゆる分野で劇画世代が社会の中心で活躍する時代となりました。