唐津街道、前原宿の見学
ツイート■唐津街道の前原宿を見学してきました。
「古民家蘇生工房」さんの古民家再生の事例をお聞きするために
ビルストック研究会の皆さんと糸島市前原中央にある「古材の森」
に行きました。講演が始まる前に古材の森内の喫茶店でお茶をして、
まち歩きをしました。
「古材の森」 古民家を再生して利用されています。
もとは旅館だったそうで、映画で見たことのあるような、見事な吹き抜けがありました。
1階は喫茶店になっており、和室の座敷にてゆったりとお茶を楽しむことができます。
ケヤキの大黒柱、マツの大梁、巾3尺もありそうな一枚ものの「ちょうながけ」仕上げの床板が
残っており、それぞれ見事に再生していました。
■前原宿
保存状態の一番よい建物「辰美商店」。これはいい!
明治から戦前期までの時代的雰囲気を彷彿とさせる瀟洒な建物。
病院として利用されています。
はたして、この建物はどういった歴史を歩んできたのでしょうか?
長田さんの看板を多く見かけました。
これも、まち歩きの一つの面白さです。
手描きの看板
夕日にそびえる鉄塔
■「古民家蘇生工房」さんの取り組みをお聞きして、思ったより予算をかけずに
再生できることがわかりました。
リノベーション同様、どの程度手をかけて再生するのかは大変幅が広く、一概に
坪単価でいってしまうことはできませんが、それぞれのレベルに合わせて古民家も
再生することができるとのことです。
古民家再生が一般的になる日も近いかもしれません。
■「古材の森」さんでは、古材や古建具を太宰府市のほうで販売しているとのことで、
機会がありましたら、そちらの方も見学したいと思っています。