「あきよし医院」-リノベーション工事Ⅲ-04-廊下壁塗装検討
ツイート■ 廊下の塗装のため、色見本を作成、検討
今回のリノベーションは、2階病室のドアを上吊り引き戸に変更、廊下と天井の再塗装と照明の刷新、サインの変更、手摺取り付けなどです。
廊下と天井の塗り替えにあたり色見本を作成しました。
↑ 右側に、新しく取り付けた上吊り引戸。中央下部の素材が高さ30cmのソフト巾木。
中央にあるのが色見本。今回5つの色見本を作成し、3つに絞り現場で検討しているところです。
■現況は?
既存の廊下は病院特有の無味乾燥な空間となっています。
この空間を品があり温かみのある空間へ刷新、機能的にはできるだけバリアフリー化すること、
これが今回のリノベーションの目的です。
病院といえども人が生活する空間です。また、患者さんが、看護婦さんが動き易い空間であることは当然必要です。
■色検討
色は、見本を作成し決めるようにしていますが、色見本と実際に塗装した空間を比べると、概して実際の空間の色は薄く感じます。
また、天気、照明、時間などにより、色の見え方は刻々と変わっていきます。
ということで、色見本で検討するときは、昼と夜、夜は実際に利用する照明を利用し検討するようにしています。
↑ お客さんを含め、数人で色見本を見比べています。
右側が濃いめの色がよいのではないかという意見が多かったのですが、色見本でみるとちょっと濃いので、もしかすると実際に施工すると暗く感じてしまうのではないかという危惧があり、最終決断はもう少し時間をかけて結論を出していただきました。
最終結果は右側の色が壁、左側の薄い色が天井に決まりました。
■塗料―なるべく生活環境によい塗料
病室階の廊下塗装をする時は、病室に患者さんがいらっしゃるので、匂いがなるべくしない塗料を使うことが望まれます。
また、空気環境にも配慮した塗料が望まれます。
今回、「エコフレッシュ」という水性で、超低臭性、ゼロVOCの塗料を使用しました。
「エコフレッシュ」合成樹脂エマルションペイント(不燃材料):エスケー化研
>>完成までのストーリー
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>>11 – サイン完成
>>10 – 特別室リノベ04
>>09 – 特別室リノベ03
>>08 – 特別室リノベ02
>>07 – 特別室リノベ01
>>06 – サイン計画
>>05 – 照明計画
>>04 – 廊下壁塗装検討
>>03 – 上吊り引き戸検討-2
>>02 – 上吊り引き戸検討-1
>>01 – デザイン開始・概要
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「あきよし医院」リノベーションⅢ
場所:福岡県太宰府観世音寺
構造:RC造3階建て
築年数:約30年
工事:㈱マベック
デザイン:信濃設計研究所