「あきよし医院」-リノベーション工事Ⅲ-07-特別室リノベ01
ツイート■「あきよし医院」リノベーション工事Ⅲ期ですが、病室ドアを引戸に変更、2階廊下改装に引き続き、病室の1つである特別室の改装工事が始まりました。
■改装前
↑ 約30年前のデザインの特別室。高級材料である突き板張り。
しかし、ところどころ剥がれてたり、汚れがついてしまい雰囲気が暗くなってしまっていました。
↑ 病室内に設定されているトイレ。最小限の大きさ。奥行きが1m弱の93cm。
改装の目的は、機能的に改善し、明るい雰囲気の部屋にすることです。
これはリノベーション工事Ⅰ期からの統一的なコンセントである。時代の変化に対応したデザインの刷新です。
約30年前、地域の病院は地域のみなさんの健康を守るという社会的役割が明確にあり、
先生方はその使命を気概を持って果たして来ました。
病院のデザインはその役割や気概を表現した昭和モダニズム的威厳のあるデザインとなっていました。
時は流れ、病院もサービス業的な一面が強くなる時代になりました。
このような時代に対応するため、デザインの刷新=リノベーションをおこないます。
■解体
↑ 解体が始まりました。建設当時のコンクリート肌が現れてきました。30年前の現場の後が生々しく残っています。
型枠職人、左官職人、コンクリート打設・・・当時の現場の職人さんの息吹きが浮かんできます。
今の時代に対応したデザインの特別室として、工事が始まりました。
↑ 狭かったトイレが取り払われました。
ここをなんとか広くしてなるべく使いやすいトイレへリノベーション。
>>完成までのストーリー
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>>11 – サイン完成
>>10 – 特別室リノベ04
>>09 – 特別室リノベ03
>>08 – 特別室リノベ02
>>07 – 特別室リノベ01
>>06 – サイン計画
>>05 – 照明計画
>>04 – 廊下壁塗装検討
>>03 – 上吊り引き戸検討-2
>>02 – 上吊り引き戸検討-1
>>01 – デザイン開始・概要
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「あきよし医院」リノベーションⅢ
場所:福岡県太宰府観世音寺
構造:RC造3階建て
築年数:約30年
工事:㈱マベック
デザイン:信濃設計研究所