リノベーション工事の課題
ツイート■ 集合住宅や公共施設など、在住者がいたり、施設利用者がいる中でのリノベーションの工事をする場合、多大なストレスを在住者や利用者に与えることになります。
躯体ハツリ → 音・振動
鉄筋コンクリート造で、コンクリート部分をハツル(=壊す、削る)場合、骨に響くようなものすごい音と振動が建物中に鳴り響きます。結構離れた位置に居たとしても、すぐ隣で工事をしているような錯覚をするように、鉄筋コンクリート造の建物は振動と音がものすごくよく伝わります。もし、これを防ぐ夢のような工法が見つかれば、一気にリノベーション工事の範囲が広がります。
防水工事 → におい
FRP防水や塗膜防水の場合、ものすごい臭がします。とてもその場にいられません。明らかに体によくありません。
在住者や利用者がいる中で工事をする場合、躯体ハツリ同様、その場にいることができないほど、多大なストレスを与えることになります。
リノベーション工事を在住者や利用者がいる中ですすめるには、臭いの出ない工法の開発が不可欠です。
ビルストック時代を迎えている日本。古いビルを活用していくには、時代に合わせた用途やデザインにリノベーションしてゆかなければなりません。在住者や利用者がいる中でも工事が進められるような工法を、いち早く開発する必要があります。