Y邸-リノベーション工事-03:設備配管工事
ツイート■ 解体工事がおわり、設備配管工事が始まりました。
給水管=水道
排水管=お風呂、トイレ、台所、洗面、洗濯などの排水
電気=照明、スイッチ、コンセントなどの電気配線
ガス=ガス給湯器、コンロなどのガス機器用の配管
情報=電話、テレビ、LAN、インターホン、防災などの配線
これらは、「ライフライン」といわれているように生活、というより生きていく上で欠かせないものです。
リノベーションにあたり、これらの設備をどのような考えの上で、どのようにリニューアルしていくのかは難しい問題です。
それは、どちらも必要ですが、「共用=みんなもの」と「個人=自分のもの」に分かれている場合があるからです。
また、共用の排水管が個人所有の空間に配管されているために、共用でありながら、個人のものに入り込んだり壊したりしないと
取り替えができない場合もあります。
今回のリノベーションでは、部屋の中にあった共用配管を、外部バルコニーへ出し新設しました。
今まで、排水の下抜き配管(=部屋の中の排水管が下の階の部屋へ配管)を床上配管に変更し、外部バルコニーの排水竪管につなぎこんでいます。
これは、排水管に問題があった場合、下の階の部屋に入らなければならない、排水の音が下の階に聞こえる、などの問題点を解決する手段でもあります。
また、床上配管ならば、次のリノベーションの時に、その部屋だけで工事が済みます。
このような考えのもとで工事が進んでいます。
↑ 解体後。内装で覆われていた躯体があらわれました。30数年ぶりにあらわれたコンクリートです。
↑ 給水管、排水管、冷暖房設備のPS用配管工事が進んでいます。間仕切り壁の軽鉄下地工事も始まりました。
↑ 排水管が床上に設置され、外部バルコニーの竪管に接続されます。
↑ 外部バルコニーに新たに設置された竪管。部屋にあった竪管を共用部外部バルコニーに出しました。
これで、問題があった場合でも、共用外部で対応できます。交換工事もすぐに対応できます。
↑ 電気。建設当時の配線用の管があらわれました。
>>完成までのストーリー
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>>15 – 「放射冷暖房システム」
>>14 – タイル工事
>>13 – キッチン取付
>>12 – 螺旋階段取付
>>11 – アルミサッシカバー工法
>>10 – 珪藻土塗り
>>09 – ユニットバス設置
>>08 – 軽鉄下地+ボード張り
>>07 – 断熱工事・ウレタン吹付
>>06 – 間仕切り壁
>>05 – RC壁 – 開口補強
>>04 – 設備配管工事2
>>03 – 設備配管工事
>>02 – 解体
>>01 – 引越し
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マンションのリノベーション
場所:福岡市
工期:2011年9月末~2012年01月末
施工:スペースRデザイン
設計:nano Architects/信濃設計研究所
キッチン:リブレ株式会社
鉄骨階段:(株)稲沢鐵工
珪藻土:日本ダイヤコム工業株式会社・MGボーダー
放射冷暖房システム:ピーエス株式会社
無垢フローリング・皇杉:GAIN(ゲイン)
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ユニットバス
TOTO:マンション用RZシリーズ-1416サイズ
介護用ユニットバス
Panasonic:アクアハートKシリーズ-1620サイズ
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