「しかたの茶の間」:UR四箇田団地コミュニティスペース–工事04:ルーバー工事
ツイート■ UR四箇田団地、1Fテナント部2区画に、「コミュニティスペース」と「小規模多機能施設」を計画しています。
コミュニティスペース「しかたの茶の間」、ルーバー取付工事です。
「部材を最小限に、安価な材料で、いかに簡単に取付けできるのか」という条件の中で、試行錯誤の日々を過ごしました。
そこで思いついたのが、電線管を利用しルーバーを吊り下げるという取付方法です。
天井には照明のために電線管を設置します。その電線管を利用し、ルーバーを取り付けできれば、ルーバー取り付け用の部材がいらなくなります。
次に電線管とルーバーをどのように吊り下げるか、ですが、ネットでいろいろ調べたところ、90度ひねった形の引掛け金物が見つかりました。
ネットで安価な商品が見つかりましたので、これに引っ掛けることにしました。
ここからが難しいところですが、どうやってルーバーの高さを一定にするのか、という問題です。
これまたいろいろ検討した結果、コードなどを束ねるための安価なナイロン製コード結束バンド(インシュロック)を使うことにしました。
これは、束ねる長さ(位置)を段階的に決められるので、個々のルーバーの高さ調節に最適です。
ルーバーはラワン合板厚さ12mm、素地のままです。
↑ ルーバーは、ラワン合板の素地にしました。厚さ12mmです。これに穴を開けて吊り下げます。
↑ 照明用電線管に90度ひねった形の金物を引っ掛けてぶら下げました。
↑ ルーバーを取付けてみました。しかしこれでは高さがバラバラになってしまいます。
↑ そこで、結束バンドを利用することにしました。
安価で結束長さを調節できるので、個々のルーバーの高さを調節して取り付けることができます。
この写真では、ルーバー部に結束バンドを取り付けていますが、試行錯誤の結果、電線管と金物の取り付け部分に結束バンドを取付けました。
↑ 電線管と金物の取り付け部分に結束バンドを取付け
↑ きちんと墨を出して取付けました。
↑ ルーバー取付中
↑ ルーバー設置完了
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工事工程09 <照明・家具設置> (2016年2月初)
工事工程08 <可動式ベンチ製作> (2016年1月末)
工事工程07 <キッチン工事> (2016年1月末)
工事工程06 <カウンタ工事> (2016年1月中)
工事工程05 <床モルタル工事> (2015年12月末)
工事工程04 <ルーバー取付工事> (2015年12月中)
工事工程03 <アルミサッシ取付工事> (2015年12月初)
工事工程02 <照明用電気配管・排水管工事> (2015年11月末)
工事工程01 <壁モルタル塗り> (2015年11月末)
工事工程00 <工事前> (2015年10月)
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■ UR四箇田団地
住所:福岡市早良区四箇田団地
完成:1977年(S52)~1984年(S59) 築32~39年
管理戸数:864戸/全55棟
http://www.ur-net.go.jp/kyuoki/fukuoka/90_097.html
■ コミュニティスペース「しかたの茶の間」:UR四箇田団地-4棟1F-105
面積:93.13㎡
施主:NPO法人[なごみの家]
施工:有限会社 住宅・リフォーム・サービス 担当:佐藤さん
設計監理:nano Architects / 信濃設計研究所
タグ: しかたの茶の間, コミュニティスペース, 四箇田団地, 団地再生, 福岡市