12月 15th, 2010
■ 2年前、築30年を超える病院施設 「あきよし医院」のリノベーションデザインをさせていただきました。
Ⅰ期、1F外来トイレと2F入院施設のトイレのリノベーション
Ⅱ期、1F外来エントランス、待合室のリノベーション
リノベーション全体を通しての目的は次のとおりです。
1,バリアフリー化
2,老朽化した設備の更新、変更
3,内装デザインの刷新
30年前の地域の病院や診療所は、その地域の命を守るという大きな責任を担う重要な施設でした。
その責任の大きさと重要性、それに答える先生方の気概などがモダニズムデザインと結びつき、重厚感のある建築デザインとなっている場合が多く見られます。
時は流れ社会も変化しています。社会全体がバリアフリー化、ユニバーサルデザイン化が進んでいます。病院はサービス業的な側面が大きくなり、患者さんにとって親しみや、居心地、快適性などが求められるようになってきました。
つまり、威厳あるデザインから、バリアフリー的アメニティーデザインへ変化したわけです。
■ 第Ⅲ期となる今回は、2Fの廊下内装と照明の刷新と、病室の外開きドアを上吊り引き戸に変更することです。
↑ 現況:病室のドアは廊下へ外開きとなっています。
機能的に問題がある外開きドアを、半自動の上吊り引き戸に変更します。
↑ 現況:中央部には外部光庭があり、優しい光が採り入れられています。
病院的=味気ない雰囲気となっている廊下内装をアメニティーに配慮した人のいる空間として刷新します。
↑ 現況:ちょっと広めの廊下にはソファーが置かれて休憩場所や談話の場所として機能しています。
時として退屈な病室の中で、気分が少しでもリフレッシュできるような空間になるようにしたいと思います。
>>完成までのストーリー
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>>11 – サイン完成
>>10 – 特別室リノベ04
>>09 – 特別室リノベ03
>>08 – 特別室リノベ02
>>07 – 特別室リノベ01
>>06 – サイン計画
>>05 – 照明計画
>>04 – 廊下壁塗装検討
>>03 – 上吊り引き戸検討-2
>>02 – 上吊り引き戸検討-1
>>01 – デザイン開始・概要
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「あきよし医院」リノベーションⅢ
場所:福岡県太宰府観世音寺
構造:RC造3階建て
築年数:約30年
工事:㈱マベック
デザイン:信濃設計研究所
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10月 5th, 2010
■先日、取材に参加させていただきました JCOM福岡「F・ヴぉいす ~福岡ヤング情報局~」 の放送は10月16日からだそうです。
取材風景が「F・ヴぉいす」のブログに載っています。放送時間等詳しい情報はこちらをご覧ください。
> F・ヴぉいす ~福岡ヤング情報局~ ≫ What’s!?リノベ☆
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9月 29th, 2010
■山王マンション、新高砂マンションで、J:COMチャンネル福岡の番組「F・ヴぉいす~ 福岡ヤング情報局~」の取材があり、私も少しお手伝いをしました。
↑ 山王マンションのエントランス前で撮影前の打ち合わせ
↑ 撮影開始
■私の担当は、6年前の2004年に完成したリノベーションルーム、山王マンション603号室を説明することです。
↑ 撮影の合間。
レポーターの比花知春さんと福岡デザインコミュニケーション専門学校(FCA)インテリア専攻の学生さんと吉原住宅の池田さん。
FCAの学生さんは、ロシアからの留学生と中国からの留学生と日本人の3人でした。留学生の皆さんは日本語ペラペラでした。(すごい)
↑ プロのカメラマン。かっこいいですねぇ。
果たしてどのような番組になるのでしょうか?
10月はじめから放映開始だそうです。
■無垢のフローリングについて
賃貸マンションで無垢のフローリングを使用することは、2004年当時当然のことながら議論となりました。
最近やっとこの部屋も空室となり状況を見てみると、フローリングは特別問題ない状況でした。
フローリングは無垢のパイン材。新築の時から年月を経て、無垢特有の「味」が出てきています。
他の部屋で汚れがひどいフローリングには、表面にサンダーをかけていました。すると元の木目が戻って来ます。
無垢の良いところです。
このように、賃貸マションでも無垢のフローリングは充分に利用することができます。
■山王マンション603号室リノベーション「CQ」
プロジェクトメンバー
施主:吉原住宅株式会社
設計:信濃設計研究所
施工:株式会社プライム建設
概要
敷地住所:福岡県福岡市博多区博多駅南4-19-5
主要用途:1F テナント、2F〜6F 賃貸マンション
主要構造:RC造6階建
延床面積:603/402号室 35平方メートル
竣工 :2004年8月
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2月 21st, 2010
■ 昨日2月20日(日)夜、KBC朝日放送の「ドォーモ」という番組の取材に立ち会いのため山王マンション(407号室)へ行って来ました。
わけ有りの賃貸ルームを探している方が、番組で見付けた部屋を訪ねるという企画だそうです。
私がデザインいたしました山王マンション407号室に訪ねてこられたのは、「言葉家 はっち」というかたで、独学で詩画制作をなさっている方です。
番組案内役は、コンバット満さんで、吉原住宅の池田さんが部屋の説明をしています。
放送日は、2月23日(火)の深夜、0時25分からですので、みなさんご覧ください。
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山王マンション 407号室 リノベーション
プロジェクトメンバー
施主:吉原住宅株式会社
設計:信濃設計研究所
施工:時空建築工房 /
株式会社スペースRデザイン
概要
敷地住所:福岡県福岡市博多区博多駅南4-19-5
主要用途:1F・テナント / 2F〜6F賃貸マンション
主要構造:RC造6階建
延床面積:407号室 51平方メートル
竣工 :2007年12月
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2月 6th, 2010
■「I邸」リノベーション
佐賀県佐賀市諸富町、築30年の一戸建て住宅をリノベーションしました。
↑ リビング 和風、畳に障子に欄間飾りの部屋を一新
杉足場板の床、しっくい塗りの壁にしました。
↑ キッチンは壁で囲まれて独立した空間となっていましたが、壁を取り払い大きなLDKとなりました。
柱が部屋にでてくるのはリノベーションの特徴。柱を残して壁を取り除いたからです。
しかし、不思議と邪魔ではなく、親しみのもてる柱となります。
↑ 応接間と和室をつなげて一部屋にしました。筋交いはそのまま残します。大きな寝室となりました。
この部屋は、天井も取り払い、母屋や垂木、野地板を塗装仕上げにしました。大変開放的な空間に生まれ変わりました。
↑ インテリアを部屋に合わせてコーディネイト。この辺は、オーナーのIさんのセンスが光っています。
↑ 玄関:杉+しっくい+坪
■ リノベーション前
↑ 外観 30年前、一般的だった様式で造られた典型的な一戸建て住宅。
↑ 内観 畳敷きの座敷が二部屋続きであり、障子で仕切られて配置してあります。
現在は、障子ははずされ二部屋一体で使用されています。
庭に面して縁側がつくられ座敷があるという、典型的な和風の作りとなっています。
この座敷と分離して、引き戸と扉の二箇所を通って、キッチンに入る状態です。
今回のリノベーションでは、縁側+座敷+キッチンを一つの空間にする事が目的の一つです。
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I邸リノベーション工事
場所:佐賀県佐賀市諸富町
用途:専用住宅
構造:木造在来工法2階建て
築年数:約30年
面積:1F約30坪、2F約7坪
設計:nano Architects
施工:JIJI(坂神 氏) 左官:加本 氏
床:杉足場板、実加工品
壁:しっくい塗り、一部施主施工
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