6月 9th, 2011
■ 「あきよし医院」リノベーション サイン完成
「あきよし医院」リノベーション:2F廊下、サインです。
サインのデザインは、日本の公共施設にとって課題の一つです。
当初のデザインで作られたサインが機能せず、後付で取り付けられたサインが数多く見られます。
多くの場合、当初のサインが残されたまま、手書きの大きなサインが無造作に貼りつけられ、せっかくの空間が
陳腐なものになってしまうことも多々日常的に見られます。
■ 今回のリノベーションの目的は、機能面で患者さん看護婦さんお医者さん共に使いやすくすること、
事務所的な雰囲気を温かみのある空間にすること、です。
↑ 2階:階段ロビー
↑ もともと外開きの開きドアが付いていましたが、バリアフリー化のため上吊り半自動引き戸にリニューアルしています。
廊下に出っ張らないように、引き戸は病室内に取り付けています。そのためコンクリートの壁の厚みがそのまま廊下にあらわれてきます。
そこで、病室の室名番号サインはこの厚みを利用して設置しました。
↑ 2階廊下:引き戸+照明+サイン
○ 病室ドアを引き戸にリニューアル。
○ サインは壁の厚みを利用し、カッティングシートで貼付け、正面と側面からと両方から確認できるようにする。
○ 氏名プレートは部屋番号の下部に取付。
○ 照明(LEDダウンライト)は、ドアの横のサイン上部に来るように、かつ、廊下全体でも同間隔に割付できるように配置する。
↑ サイン検討スケッチ
↑ 階段部分:2階廊下全体のサイン
↑ 病室サイン上部にLEDダウンライト(断熱施工型)設置。
↑ 階段部分に設置された2階全体サイン。カッティングシートを壁に貼り付け。
>>完成までのストーリー
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サイン:カッティングシート壁に貼付け、病室番号サイン:アクリル板
LEDダウンライト:小泉照明:LED6球(15.3W)(100Wクラス)電球色
天井・壁を塗装
巾木は背の高いH=300のソフト巾木
ドアを半自動上吊り引戸に変更
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>>11 – サイン完成
>>10 – 特別室リノベ04
>>09 – 特別室リノベ03
>>08 – 特別室リノベ02
>>07 – 特別室リノベ01
>>06 – サイン計画
>>05 – 照明計画
>>04 – 廊下壁塗装検討
>>03 – 上吊り引き戸検討-2
>>02 – 上吊り引き戸検討-1
>>01 – デザイン開始・概要
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「あきよし医院」リノベーションⅢ
場所:福岡県太宰府観世音寺
構造:RC造3階建て
築年数:約30年
工事:㈱マベック
デザイン:信濃設計研究所
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タグ: サイン, リノベーション, 照明
3月 4th, 2011
■ あきよし医院リノベーション工事Ⅲ-特別室の工事も終盤です
■築30年を過ぎた建物は、現在のような断熱をしている建物は少ないです。
この建物も断熱をしていなかったため、外壁側の窓と壁には床に水がたまるほどの結露が発生していました。
そこで今回特別室のリノベを行うに伴い、外壁側の壁にウレタン吹付断熱を施工し、窓には内窓を取り付けました。
下の写真は、既存のアルミサッシの内側に内窓サッシを取り付けたところです。
外壁側にはウレタン吹付をしてボードを新たに張っていますので、内窓サッシを取り付けても壁の厚みがあるので
すっきりした納まりになっています。
色は、木製建具と同色のダークブラウンにしています。
↑ 既存アルミサッシの内側に新たに内窓用のアルミサッシを取り付けたところです。
↑ 既存アルミサッシは、3分割されたはめ殺し窓(FIX窓)でした。
その割に合わせて、真ん中がFIXで両側が引き戸になった内窓サッシを取り付けたところです。
■クリスタルカウンタ取り付け
特別室なので単なる洗面器ではなく、グレードの高い洗面カウンタである「クリスタルカウンタ」(TOTO)を取り付けました。
これはボウル一体型のカウンタなので、汚れやお手入れがしやすいものとなっています。
給湯施設がないので、小型の電気温水器(3L)を取り付けて、お湯も使えるようにしています。
↑ カウンタを支持するブラケット取り付け ↑ ブラケットの上にカウンタを設置
↑ 設置完了。ボウル一体型のなのでスッキリしたデザインで、お手入れも楽です。
カウンタ上部の壁は水に強いメラミン化粧板を張っています。
■便器取り付け
特別室なので、トイレが設置されていましたが、大変狭いトイレでしたので、タンクレストイレにしました。
前便器の排水孔が手前にあり、そのまま普通の便器は取り付けることができない状態ですので、
リモデル用の便器を使っています。
給水用の配管なども考慮し、壁を少しふかしてタンクレストイレを設置しました。
これで、以前よりもだいぶ広いトイレとなりました。
>>完成までのストーリー
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>>11 – サイン完成
>>10 – 特別室リノベ04
>>09 – 特別室リノベ03
>>08 – 特別室リノベ02
>>07 – 特別室リノベ01
>>06 – サイン計画
>>05 – 照明計画
>>04 – 廊下壁塗装検討
>>03 – 上吊り引き戸検討-2
>>02 – 上吊り引き戸検討-1
>>01 – デザイン開始・概要
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内窓サッシ:「プラマードU」(YKKAP)
洗面カウンタ:「クリスタルカウンタ、ボウル一体型」(TOTO)+小型電気温水器「湯ポット」(TOTO)
便器:タンクレストイレ「ネオレストD1(フタなし)」(TOTO)
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「あきよし医院」リノベーションⅢ
場所:福岡県太宰府観世音寺
構造:RC造3階建て
築年数:約30年
工事:㈱マベック
デザイン:信濃設計研究所
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タグ: リノベーション, 内窓, 断熱, 病院
2月 28th, 2011
■ 特別室:建具工事、内装工事
他の病室と同様に、ドアを取り外し半自動上吊り引戸にしています。
特別室は、他の病室とは異なるデザインとしているため、室内側の仕上げを変えました。
↑ 室内側:ダークブラウンの仕上げ ↑ 廊下側:他の建具と同様の仕上げ
↑ トイレの建具もダークブラウン ↑ トイレ内:既存タイルの上にカチオン処理、クロスを張ります。
↑ 床のビニル床シート工事開始 ↑ 天井のパテ処理も終わりクロス工事に移ります。
>>完成までのストーリー
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>>11 – サイン完成
>>10 – 特別室リノベ04
>>09 – 特別室リノベ03
>>08 – 特別室リノベ02
>>07 – 特別室リノベ01
>>06 – サイン計画
>>05 – 照明計画
>>04 – 廊下壁塗装検討
>>03 – 上吊り引き戸検討-2
>>02 – 上吊り引き戸検討-1
>>01 – デザイン開始・概要
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「あきよし医院」リノベーションⅢ
場所:福岡県太宰府観世音寺
構造:RC造3階建て
築年数:約30年
工事:㈱マベック
デザイン:信濃設計研究所
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タグ: リノベーション, 内装, 建具, 病院
2月 24th, 2011
■ 特別室のリノベーション工事が進んでいます
○結露対策
↑ 解体工事が終わり、内装工事に進んでいます。
築30年ごろの建物は、必ずしも断熱性能が充分とは言えませんでした。この建物でもそのような状態であり、冬の現在
外気に面する壁の内側には結露が発生していました。一部壁仕上げに結露が染み込んでいる部分もあり、今回の工事では、
外気に面する内壁には断熱材であるウレタン吹付をすることにしました。左の写真で、窓のある壁にはボードが張ってありますが、
ここはコンクリートの壁にウレタン吹付をし、軸組を組んでボードを張っています。
また、窓は、単板ガラスなので、当然ながら結露が発生します。そこで、最近CMでもよくやっていますが、内付けサッシを
取り付けることになりました。後日、内付けサッシYKKAPプラマードUが取り付けられます。
↑ 天井工事=照明+煙感知器+スピーカー+点検口
実は天井にはいくつもの器具が取り付けられています。あまり気づかず生活していますが、デザインをしていると天井の器具を
どう取り付けていくのかは悩みどころです。
照明の配置だけ考えていては、煙感知器やスピーカー、点検口の位置がバラバラになり、完成してみたら散漫な天井に
なってしまいます。右側の写真では穴が幾つか開いていますがバランスが悪いのでこの場でレイアウト変更しました。
しかし、この時点のレイアウト変更は、工事的に問題もあります。それは、ボードを貼るための金属製のバーが天井内に
設置されており、レイアウトを変更する場合バーも一緒に直さないいけないからです。
結構厄介な工事となりますが、変更していただきました。
>>完成までのストーリー
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>>11 – サイン完成
>>10 – 特別室リノベ04
>>09 – 特別室リノベ03
>>08 – 特別室リノベ02
>>07 – 特別室リノベ01
>>06 – サイン計画
>>05 – 照明計画
>>04 – 廊下壁塗装検討
>>03 – 上吊り引き戸検討-2
>>02 – 上吊り引き戸検討-1
>>01 – デザイン開始・概要
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「あきよし医院」リノベーションⅢ
場所:福岡県太宰府観世音寺
構造:RC造3階建て
築年数:約30年
工事:㈱マベック
デザイン:信濃設計研究所
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2月 14th, 2011
■「あきよし医院」リノベーション工事Ⅲ期ですが、病室ドアを引戸に変更、2階廊下改装に引き続き、病室の1つである特別室の改装工事が始まりました。
■改装前
↑ 約30年前のデザインの特別室。高級材料である突き板張り。
しかし、ところどころ剥がれてたり、汚れがついてしまい雰囲気が暗くなってしまっていました。
↑ 病室内に設定されているトイレ。最小限の大きさ。奥行きが1m弱の93cm。
改装の目的は、機能的に改善し、明るい雰囲気の部屋にすることです。
これはリノベーション工事Ⅰ期からの統一的なコンセントである。時代の変化に対応したデザインの刷新です。
約30年前、地域の病院は地域のみなさんの健康を守るという社会的役割が明確にあり、
先生方はその使命を気概を持って果たして来ました。
病院のデザインはその役割や気概を表現した昭和モダニズム的威厳のあるデザインとなっていました。
時は流れ、病院もサービス業的な一面が強くなる時代になりました。
このような時代に対応するため、デザインの刷新=リノベーションをおこないます。
■解体
↑ 解体が始まりました。建設当時のコンクリート肌が現れてきました。30年前の現場の後が生々しく残っています。
型枠職人、左官職人、コンクリート打設・・・当時の現場の職人さんの息吹きが浮かんできます。
今の時代に対応したデザインの特別室として、工事が始まりました。
↑ 狭かったトイレが取り払われました。
ここをなんとか広くしてなるべく使いやすいトイレへリノベーション。
>>完成までのストーリー
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>>11 – サイン完成
>>10 – 特別室リノベ04
>>09 – 特別室リノベ03
>>08 – 特別室リノベ02
>>07 – 特別室リノベ01
>>06 – サイン計画
>>05 – 照明計画
>>04 – 廊下壁塗装検討
>>03 – 上吊り引き戸検討-2
>>02 – 上吊り引き戸検討-1
>>01 – デザイン開始・概要
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「あきよし医院」リノベーションⅢ
場所:福岡県太宰府観世音寺
構造:RC造3階建て
築年数:約30年
工事:㈱マベック
デザイン:信濃設計研究所
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2月 13th, 2011
■ 「あきよし医院」リノベーション:2F廊下、サイン計画です。
サインのデザインは、日本の公共施設にとって課題の一つです。
当初のデザインで作られたサインが機能せず、後付で取り付けられたサインが数多く見られます。
多くの場合、当初のサインが残されたまま、手書きの大きなサインが無造作に貼りつけられ、せっかくの空間が
陳腐なものになってしまうことも多々日常的に見られます。
■ 今回のリノベーションの目的は、機能面で患者さん看護婦さんお医者さん共に使いやすくすること、
事務所的な雰囲気を温かみのある空間にすること、です。
サイン計画も分かりやすく、温かみのある雰囲気であることが条件となります。
■全体計画
廊下へ外開きだったドアを半自動上吊り引戸に変更しました。
壁と天井を塗装しています。巾木は高さ300mmのソフト巾木にしています。
照明はLEDダウンライト100Wクラスにしました。
ダウンライトの取付間隔を決めるのが大変難しかったのですが、ドアの配置などを考慮し
2000mmとしました。
部屋番号はダウンライトの光が照射している2枚並んだ引き戸の両端に取り付ける事になりました。
■サイン試作
今回は、壁から飛び出すサインではなく、視線が低い位置でもわかる壁付けのサインにすることがご要望でした。
コンクリート壁の厚さが150mmほど有りその部分をサインとしても利用しようと思い室番号を書き入れています。
廊下側から見たときにコンクリート壁の厚み部分の番号が見えるようにしています。
部屋番号の下にネームプレートを取り付けるようにしました。
縦書きか横書きか検討。
2F案内のサイン。文字の大きさを検討。
新設ドア部分のサイン。
>>完成までのストーリー
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LEDダウンライト:小泉照明:LED6球(15.3W)(100Wクラス)電球色
天井・壁を塗装
巾木は背の高いH=300のソフト巾木
ドアを半自動上吊り引戸に変更
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>>11 – サイン完成
>>10 – 特別室リノベ04
>>09 – 特別室リノベ03
>>08 – 特別室リノベ02
>>07 – 特別室リノベ01
>>06 – サイン計画
>>05 – 照明計画
>>04 – 廊下壁塗装検討
>>03 – 上吊り引き戸検討-2
>>02 – 上吊り引き戸検討-1
>>01 – デザイン開始・概要
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「あきよし医院」リノベーションⅢ
場所:福岡県太宰府観世音寺
構造:RC造3階建て
築年数:約30年
工事:㈱マベック
デザイン:信濃設計研究所
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2月 3rd, 2011
■ 「あきよし医院」リノベーション:2F廊下照明計画です。
照明デザインは、空間の質を大きく変えてしまう重要なデザイン要素の一つです。
■リノベーション前の状況
↓ リノベーション前の廊下です。
照明器具は、一般的な施設に設置されている、20Wの蛍光灯が2本むき出しの天井埋込照明でした。
長い廊下に5ヶ所設置されている状態で、照明器具の間隔が離れているため照度を測定してみると、
90lx~30lxとなっており、照度の差が結構出ています。また、蛍光灯の色を色温度といいますが、
白っぽい色の蛍光灯のため、事務所のような寒々しい雰囲気になっています。
↑ 照明器具・避難誘導灯・非常用照明・煙感知器
今回は、煙感知器以外の、照明器具・避難誘導灯・非常用照明を変更します。
避難誘導灯は、消防署に変更内容を審査していただき、了承を得た後に施工し、完成後消防検査を受けます。
写真にある避難誘導灯は年代物です。味はありますが、現在ではLEDが使用されていることもあり大きさも小さく、
デザインにも配慮された器具に変更します。
■照明計画
新しく照明デザインをするに当たり、いくつもの案を考えました。
1,天井直付照明案:丸型ガラスカバー(蛍光灯)
2,カバー付きシームレス蛍光灯案
3,LEDダウンライト案
など
←天井直付照明:丸型ガラスカバー
いろいろ検討した結果。LEDダウンライト案になりました。
LEDダウンライトは、寿命が長いため、球替えが10年以上必要なく、消費電力が少ないという特徴がありますが、
器具の価格が高い、光源がむき出しのため、まぶしすぎる(グレア)、断熱施工型がないなどの弱点がありました。
しかし、年々急速に改善され、器具の価格が下がり、光源が深型になり、カバーも付けられ、配光もグレアも
白熱灯タイプのダウンライトと近いものになってきました。断熱施工でしかも白熱灯換算100Wタイプも出てきました。
そこで、今回は小泉照明の白熱灯換算100Wタイプ、色は電球色、断熱施工型のダウンライトを採用することにしました。
ダウンライトの取り付け位置ですが、なるべく壁面を照らしたほうが部屋全体が明るく感じるため、壁面から
400~500mm離して取り付けようと考えました。
そこで、ダウンライトの明かりが壁面からの距離でどのように
変化するのかを小泉照明のショールームで実験してみました。
↑壁面からダウンライトの距離を変えて、明かりがどのようになるのかを実験。
■リノベーション後
リノベーション後の廊下です。
LEDダウンライトが取り付けられました。全体照度、グレア、壁面のライトの当たり方、
シュミレーション通りのイメージに仕上がりました。
↑ 長い廊下に連なるLEDダウンライト。病室ドアにあわせ等間隔に取り付けられました。
以前の光源むき出しのLEDダウンライトと比べ、深型でグレアカットされているために
眩しさが低減されています。天井裏に断熱材が施工されていたのですが、断熱施工型
があったので、そのまま取り付けることだできました。
色も電球色にしましたので、リノベーション前の白々しい感じではなく、温かみのある
雰囲気になりました。
↑ 交換した避難誘導灯。矢印だけのものが通路誘導灯。LDEにより、小型でメンテナンスが容易な機種が出ています。
以前の大型の誘導灯に比べ大きさが小さくなりデザイン性もよいのでスッキリした空間になりました。
>>完成までのストーリー
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LEDダウンライト:小泉照明:LED6球(15.3W)(100Wクラス)電球色
天井・壁を塗装
巾木は背の高いH=300のソフト巾木
ドアを半自動上吊り引戸に変更
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>>11 – サイン完成
>>10 – 特別室リノベ04
>>09 – 特別室リノベ03
>>08 – 特別室リノベ02
>>07 – 特別室リノベ01
>>06 – サイン計画
>>05 – 照明計画
>>04 – 廊下壁塗装検討
>>03 – 上吊り引き戸検討-2
>>02 – 上吊り引き戸検討-1
>>01 – デザイン開始・概要
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「あきよし医院」リノベーションⅢ
場所:福岡県太宰府観世音寺
構造:RC造3階建て
築年数:約30年
工事:㈱マベック
デザイン:信濃設計研究所
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タグ: LED, リノベーション, 照明, 病院
1月 19th, 2011
■ 廊下の塗装のため、色見本を作成、検討
今回のリノベーションは、2階病室のドアを上吊り引き戸に変更、廊下と天井の再塗装と照明の刷新、サインの変更、手摺取り付けなどです。
廊下と天井の塗り替えにあたり色見本を作成しました。
↑ 右側に、新しく取り付けた上吊り引戸。中央下部の素材が高さ30cmのソフト巾木。
中央にあるのが色見本。今回5つの色見本を作成し、3つに絞り現場で検討しているところです。
■現況は?
既存の廊下は病院特有の無味乾燥な空間となっています。
この空間を品があり温かみのある空間へ刷新、機能的にはできるだけバリアフリー化すること、
これが今回のリノベーションの目的です。
病院といえども人が生活する空間です。また、患者さんが、看護婦さんが動き易い空間であることは当然必要です。
■色検討
色は、見本を作成し決めるようにしていますが、色見本と実際に塗装した空間を比べると、概して実際の空間の色は薄く感じます。
また、天気、照明、時間などにより、色の見え方は刻々と変わっていきます。
ということで、色見本で検討するときは、昼と夜、夜は実際に利用する照明を利用し検討するようにしています。
↑ お客さんを含め、数人で色見本を見比べています。
右側が濃いめの色がよいのではないかという意見が多かったのですが、色見本でみるとちょっと濃いので、もしかすると実際に施工すると暗く感じてしまうのではないかという危惧があり、最終決断はもう少し時間をかけて結論を出していただきました。
最終結果は右側の色が壁、左側の薄い色が天井に決まりました。
■塗料―なるべく生活環境によい塗料
病室階の廊下塗装をする時は、病室に患者さんがいらっしゃるので、匂いがなるべくしない塗料を使うことが望まれます。
また、空気環境にも配慮した塗料が望まれます。
今回、「エコフレッシュ」という水性で、超低臭性、ゼロVOCの塗料を使用しました。
「エコフレッシュ」合成樹脂エマルションペイント(不燃材料):エスケー化研
>>完成までのストーリー
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>>11 – サイン完成
>>10 – 特別室リノベ04
>>09 – 特別室リノベ03
>>08 – 特別室リノベ02
>>07 – 特別室リノベ01
>>06 – サイン計画
>>05 – 照明計画
>>04 – 廊下壁塗装検討
>>03 – 上吊り引き戸検討-2
>>02 – 上吊り引き戸検討-1
>>01 – デザイン開始・概要
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「あきよし医院」リノベーションⅢ
場所:福岡県太宰府観世音寺
構造:RC造3階建て
築年数:約30年
工事:㈱マベック
デザイン:信濃設計研究所
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