9月 10th, 2012
■ たのしイネ
吉原住宅有限会社さん運営の 「たのしいイネ/2012」 に参加させていただいております。
5月の種植えから、6月30日の田植えを経て、9月8日無事開花しました。
同時にスズメから稲を守るために”案山子”をみなさんで作成しました。
↑ こんなに大きくなりました。
スズメから稲を守るためにネットがはられています。
虫もついているそうで、運営者の方々に、こまめに虫取りもしていただいています。
(人まかせですみません)
↑ 2ヶ月ちょっとでここまで成長するんですね。
↑ これがイネの”花”だそうです。
みなさんで案山子づくり
↑ 案山子:個性的な案山子がたくさんできました。
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たのしイネ2012:http://tanoshi-ine.com/
場所:天神パークビル
ご指導
平尾健二先生
ペット稲考案者・福岡教育大学技術教育講座准教授
森千鶴子先生
ライター、「いのちをつくる愛情ごはん」著者
森の新聞~九州を中心とする農山漁村のニュースともりちの暮らし
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8月 28th, 2012
小学生・中学生時代に”平成仮面ライダー”をリアルタイムで観ていた諸君がうらやましい。果たして何を思い、何感じ観ていたのでしょうか?(どうやら小学生になると見なくなる人も多いようですね。)
■きっかけは ”リトルピープルの時代” ”冷泉荘” 現在”ユリイカ9月臨時増刊号”で研究中
私が”平成仮面ライダー”を観るようになったきっかけがこの本 ”リトルピープルの時代” で、直接作品鑑賞をするようになったきっかけは、福岡サブカルの聖地”冷泉荘”のイベント”杉内玄徳”での上映会です。その後”ユリイカ9月臨時増刊号”が発行され、現在研究中。
”クウガ”から作品を観るに従い、思いもつかなかったストーリー構成、意表をつく脚本、斬新なデザイン、実験的映像などに感嘆されっぱなしでした。知らぬまに時代はここまで進んでいたのです。なぜいままで気づかなかったのだろうかと後悔すると共に、観ずにはいられない衝動に突き動かされました。
果たしてこれらの作品を12年もの間、どうやって作り続けることができたのでしょうか?
■視点
作品を観るということは大変難しいことです。
子供の視点、親の視点、世間の視点、制作者の視点、テレビ局の視点、スポンサーの視点、プロデューサーの視点、脚本家の視点、監督の視点、役者の視点、スーツアクターの視点、評論家の視点・・・などなど、様々な視点が交錯する中で作品はつくられ、評価され、それらがフィードバック、次の作品に影響を与えています。これら複数の視点がわかってくると、さらに作品の意図が折り重なり、奥行きが増し、おもしろみが広がっていきます。
制作・放映中の社会状況、世相、国際問題等を敏感に読み取り、作り手側は所々でメッセージを織り込んでいます。時には流行りのセリフやポーズもパクったりしてリアルタイムで観るからこそ楽しめる作り方をしています。この12年間、子供向け、日曜日の朝、グッズの販売というがんじがらめに見える制約をうまく利用し、次々と新しい表現を実現していっているのは本当にすごいことだと思います。
■”ユリイカ9月臨時増刊号” (特に制作者側の人物像と、作品制作過程がわかり、おもしろい!)
わたしがもっとも知りたかったのは、”このおもしろすぎる平成ライダーシリーズを、どのような人物が、どのような手法で作り上げていったのか?” です。
”ユリイカ”9月臨時増刊号でいくつか解明しました。
まずは、主要人物。やはり、方向性・コンセプトを指し示し実現させるカリスマ的プロデューサーが存在。そして、物語化する脚本家が飛び抜けた才能の持ち主でした。(具現化・映像化作業の長である”監督”の登場がなかったのが残念)
○ プロデューサー(高寺さんと白倉伸一郎さん)二人の人物対比論がおもしろい。白倉さんあっての平成ライダーといえそうですね。時代の今を知り、未来をつくる。近代以後の革新的時代表現者。
○ そして、脚本家。井上敏樹さん、宇野常寛さん、川上弘美さんによる鼎談。
なんといっても最大の収穫が、作家/脚本家の井上敏樹さんのおもしろさ。なぜ、平成ライダーがこんなにおもしろいかと言えば、この人が書いていたからだったのだ!納得。評論家のような冷静な分析をしている人が書いていたらやだなあと思っていたが、想像を超える野人のようなかたでした。脚本家としての明確なる方向性は、転生の野生の感覚だったようです。(文章を読むと、井上さんの言葉はまるでセリフのようで、宇野さんと川上さんが論理的に話される言葉とのギャップがすばらしい!)
もう一人の脚本家、小林靖子さんの制作過程もおもしろい。この脚本家二人の作品は見逃せません。
○ 芸能史の矢内賢二さんの、浄瑠璃や歌舞伎にある「世界」「趣向」という言葉による分析は、文化の発展過程の伝統的手法と同様な構図が平成仮面ライダーにみてとれることを示した興味深い指摘でした。昔の人も、平成の今も、物語の作り方はそれほど変わっていないのかもしれませんね。
○ ただ、デザインに関する内容が全くないのが残念。(スポンサー側もなし)
売ることを宿命づけられたベルトと付属武器、そして、バイク、仮面ライダーのデザイン、やられる度に毎回デザインを変えなければならない敵(なのか?)のデザインなど、12年の変遷は大変おもしろいのだが・・・
■小学生・中学生時代、ただ単に視聴者として楽しんで観てきたみなさん、これらの本を読んだ後で見返してみると、全く異なった視点を獲得することができます。この平成仮面ライダーを、作り手側の視点、スポンサーの視点、評論家の視点など複眼的に観てみてはいかがでしょう。この視点は他の分野、他の作品にも応用が利きます。作品づくりにも役立つでしょう。
来週から”仮面ライダーウィザード”放送開始。
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7月 25th, 2012
■ 物見櫓塔
外部階段の支持柱がそのまま伸びて”塔”となっています。周辺地域を目視できるように、タラップを登ると頂上部は物見台となっていますね。この部分のデザインもいいですね。昭和のモダニズムデザインそのもの。
柱の部分をサインとして利用してます。ただのサインではなく、塔と一体となったデザインで、バランスもよくアクセントとなっています。現在サインの文字を取り外した状態ですが、文字の”痕跡”が残った今の状態のほうが、いい味を出していますね。
本体の建物がタイル張りに対し、この塔の部分はライトグレーで塗装されているので、塔部分が独立して建っているように認識できます。建物の古さに対して、近年塗り直したかのようにライトグレーの塗装はあまり汚れもなくきれいなのですが、サインの文字が取り外されているのをみると利用者を失っている状態のようですので、どのような経緯でこうなったのか聞いてみたいところです。
頂上に登った時にどのような景色が見えるのでしょうか?
■ 福岡県飯塚市
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5月 30th, 2012
■ 建築メディア
気がついたら、建築を学ぶ学生が建築専門誌を買うのは当たり前だった時代は終わっていました。
●建築もポップカルチャー化し、広く一般の方々から読者を得るようになりました。
カーサブルータス:2000年(1998年(平成10年)にブルータスの増刊として誕生)
月刊Pen:2000年10月1日号から月2回刊
●サブカルチャーも、近代建築ストックが増えた結果、一定の領域を確保しています。
ワンダーJAPAN:2005年
●姉歯構造偽装事件や大震災の影響により、建築法規が大幅に変更、一版実務的専門解説書の役割が大きくなりました。
日経アーキテクチャ
●近代建築の始めから続いている建築家作品批評空間。
建築のポップカルチャー化現象にどう向き合っていけばよいのか・・・
GA JAPAN 、新建築などの専門誌
●日本の国力低下、人口減少ハード余り時代=ストック時代に突入、同時に、建築も他分野同様、ポップカルチャー化した結果、専門誌の役割が低下、変わって、一般ファンションデザイン解説書的な雑誌の世界が広がりました。
近代建築が建ち始め1世紀、戦後から数えても70年弱を経て、建築分野も文化として大衆化、市民権を得たようです。リノベーション現象やカーサブルータス現象もその中の一現象といえそうです。他分野を見ても同じような現象が垣間見られます。これから先どのように”文化”は変化していくのでしょうか?
文化全体が”かわいい”に代表されるポップカルチャー(サブカルチャーもふくめ)に浸蝕されてきています。
■ SF : 20世紀型旧OSを浸蝕していく新OS、”かわいい”ゲル状生命体
みんなの目標が物質的・金銭的「豊かさ」だった頃
明日は今日より必ずよくなるという「希望」があった頃
それらを軸にすべての秩序は保たれていた・・・
かつてない繊細な感性を持っているニュータイプの若者たちが生み出すポップカルチャーは、
世界の最先端を行き過ぎ、他国では追随できずにガラパゴス化。
はたして、”かわいい”ゲル状生命体は、世界をも浸蝕することができるのだろうか?
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5月 17th, 2012
■廃墟保存はありえるのか?:01 「廃墟建築士」(三崎亜記さん著)を読んで考えてみました。
「廃墟建築士」のストーリー設定を概観、手掛りをみつける。
・先進六カ国中、”我が国”は”廃墟”においては後進国で、”廃墟”の絶対量を増やす対策中。
・国際的には、”廃墟”の総数と質が、その国の文化的成熟度を決める尺度となっている。
・先進国では、学術的、制度的、文化的に”廃墟理論”が確立されている。
・”廃墟”は「特定都市機能補完建造物ニ関スル法律」いわゆる「廃墟法」により、法的根拠を持つ施設。
・”我が国”では、国土の狭さもあり、住廃近接状態で国民の理解を得られていない。
・用途地域のように、廃墟地区が決められている。
・公的な検査機関が検査し”廃墟認定”を行い”廃墟ランク”を定めている。「第一種廃墟」>「第二種廃墟」>「みなし廃墟」
・「みなし廃墟」は実用されたものが廃墟となったもので純粋性を汚すものでありランクは下。
■”廃墟”を建築する理由
1,本文より
『廃墟とは、人の不完全さを許容し、欠落を充たしてくれる、精神的な面で都市機能を補完する建築物です。都市の成熟とともに、人の心が無意識かつ必然的に求めることになった、『魂の安らぎ』の空間なのです。』
→ 「癒やし機能」:都市機能補完、「魂の安らぎ」を与える役割がある。
2,本文より
『一片の実用性すら必要としない廃墟に、どれだけ空虚で無用な「実用」を備わせることができるのか、それが、その国の文化的成熟度に直結するのである』
→ 「国の文化的威信」:文化的成熟度を上げ、廃墟一流国を目指す。
3,本文より
『廃墟を造るということは、我々すべてが逃れることのできない生命の有限性と、受け継がれてゆく時間の永続性とを、俯瞰した位置から眺める視点を持つことに似ている。いつかは崩れ去るという万物に定められたる道程を宿命とせず、むしろ使命とすることのできる者だけが、このはかなくも偉大なる建築を成し遂げられよう』
→ 「自然の摂理と精神性」:この世の自然の摂理を表現し、生きる意味を問う。
となっています。
■これらを手掛りに、社会一般的には厄介者である”廃墟保存”の基本的な意義を、あえて、私なりに考えてみます。
1,都市の構成要素として多様性をひろげ、都市の魅力を増すものであること。
2,近代的都市計画による開発の限界、転換期をむかえている中で、文明の発展より文化的成熟度を増すものであること。
3,これからの時代をつくる90年代半ば以降に社会にでてきた若者たちに「安らぎ」や「癒し」など都市機能を補完するものであること。
基本的な意義を満たす、さらに細かい条件、理由など考えられますが、次の機会に・・・
■これらは考えてみると、廃墟にかぎらず建築保存の手法についての考察でもあることが分かります。
これから建物がどんどん余ってきます。そういった中で、建物の保存をどうしていくのか、多様な手法があっていいように思います。
その中に、”廃墟的保存手法”が考えられなくはない、のではないでしょうか?
つまり、自然の摂理に任せて自然に風化させていく手法です。例えば、日本では長崎県の”端島=軍艦島”が現在このような状況下にあります。長期間放置されていましたが、世界遺産登録を目指すこともあり、観光対策が施され、自然風化の状況を見学することができるようになりました。
本文中、勤務先の社長は、純粋性にかけるということで「みなし廃墟」をさげすむ廃墟先進国の知見とは別に、「・・・何より、住んでいた人間の気配ってやつをいかにうまく織り込んでいくのかってのが、廃墟屋の腕の見せ所なんだ」と語り、人が使っていたこその意味を独自に見出しています。
”軍艦島”の例を見ても、廃墟の魅力として、人が使っていた痕跡が残っていることが、より魅力を引き立てているのは間違いないでしょう。
”軍艦島”のような「みなし廃墟」を自然の摂理に任せて風化させていく保存形態が、特別な状況下である”軍艦島”以外であり得るのではないでしょか?
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5月 14th, 2012
■ 佐賀県玄海町浜野浦の棚田を見てきました。
”浜野浦の棚田” - 日本の棚田百選、佐賀県遺産2011-1号
水面は鉛直方向に対し水平面をなす。折り重なる水面は全て”水平面”。
恣意的につくたれたようにもみえる棚田ですが、このように水がはられ田植えが行われると、恣意性は失われ、精巧な水平面が織りなすアート空間に変貌、計算された精密なシステムだったことがわかります。
↑ 駐車場と展望台が完備されています。案内板もあり見学しやすい棚田でした。
展望台。海に夕日が沈む抜群のロケーション。
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5月 8th, 2012
■「放棄建築物(空き家)の老朽化レベル」(「廃墟レベル」)の提案 - ラフスケッチ
❍ 全国で”空き家”問題が無視できない時代になってきました。
土地・建物は、たとえ私的所有物であっても、一定範囲内で公共的な責任もあることを一般常識的に認識た上で、所有者(管理者)が周辺環境を悪化させない程度、維持管理責任を果たさなければならない、ということです。
例えば、”家電リサイクル法”と同様に、新築時にある程度、解体・リサイクル費を負担させるような法律ができるかもしれません。
”空き家”を廃墟としないために、リノベーション・コンバージョン等で再利用、もしくは、建物解体、土地の再利用など、どのような取り組み、政策、制度を作っていけば良いのでしょうか。
■ まずは、老朽化の程度で分類を行えるようにしようと思い、「放棄建築物の老朽化レベル」(「廃墟レベル」)を考えてみました。
Level.Ⅰ:管理放棄状態初期 ”空き家”があるなあと感じる程度
外部から見て、長期にわたり管理が無い状態がわかり、建物の傷みが始まっているのがわかる状態。
外部の窓、壁は埃で覆われた状態。庭がある場合は、雑草がボウボウ。
屋根、壁共に防水、止水機能は保っている。
ガラスなど割れておらず、建具も基本的な性能を保っている。
居住空間としての気密性・水密性は未だ保っている。掃除をすれば、すぐにでも住むことができる。
Level.Ⅱ:雨漏り状態 ”廃屋”ちゃんと管理して欲しいと感じる程度
防水、止水が破られた状態。(多湿な日本では雨漏りが始まると一気に老朽化が進む。)
屋根、壁、窓などから雨漏りが始まり、内装部材にも傷みが出る。
雨漏り部分を補修すれば、充分に室内の利用に供する。
居住空間としての気密性・水密性が破られた状態。
Level.Ⅲ:崩壊初期 ”廃墟Ⅰ”と認識され始める状態。環境悪化が認められ管理を強制したいと思わせる状態。
雨漏り状態が続き、屋根や壁の一部が壊れ始める。
自然に建具が壊れる、もしくは(時には故意的に)窓ガラスが破られ、雨が室内に入り込んだ状態のまま放置。
室内が、一部外部と同様の環境になってきている状態。
構造の傷みは補修程度で直せる程度で、大規模改修を行えば、室内の利用に供する。
物件によってはツタが絡まり、庭がある場合は、雑草がボウボウで入り込むのも大変。
動物が入り込み荒らされている。廃墟と認識され、不法侵入も見受けられる。
Level.Ⅳ:崩壊中程度 ”廃墟Ⅱ”
屋根・壁に穴が空き、雨風が常時降り込む状態。
構造部分に傷みが出始める。
大規模改修のレベルでは対応できず。構造体からの改修・補修の検討が必要。
室内の内装もほぼ崩壊。
時には植物が覆い初め環境化し始める。
Level.Ⅴ:崩壊終盤 ”廃墟Ⅲ”
建物が崩れ落ちてきた状態。
構造的にも危険な状態。
もう解体しかないと思わせる状態。
外部と同環境。時には植物に覆われたり、動物が入り込んだりして、忘れされてしまうという状態もある。
”廃墟”は、周辺環境を悪化させ、周辺住民に迷惑をかけるものですが、反対に、人をひきつける面もあります。
いったい”廃墟”の何が問題で、何が惹きつける魅力となっているのでしょうか・・・
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4月 17th, 2012
■ ”ソーシャルデザイン” ― 社会をつくるグッドアイデア集 グリーンズ編 .朝日出版社 定価:本体940円+税
■ 広がっていくデザインの幅
デザインというと、目で見ることができる個体物を想像してしまいますが、この本では、人の動きや、考え方、気持ち、人々の交流やコミュニケーション、社会の仕組み、などをデザインし実行していった実例が紹介されています。今は時代の転換期、社会システムがいたるところで制度疲労を起こし、社会に適合しなくなってきています。明治から昭和をとおして、幾度ものバージョンアップを繰り返して利用してきた基本的な国の制度=OSも、もう取り替え時期のようです。”ハコ””モノ”は充実しているなかで、人口減少・少子化・高齢化、ゼロ成長、環境・エネルギー問題・・・・などの変化に対応できるソフトデザインが重要になってきています。
”ソーシャルデザイン”という概念を知るだけでも、日々のデザインに対する考え方が広がっていきますので、特にデザインを学んでいる若い方々は読んでみてください。
■ この本は、お知り合いの下野さんにFBをとおして教えていただきました。読んでみると、時代を先取りした興味深い内容でした。この本には、ソーシャルデザインの実例が幾つか紹介されています。どのアイデアも感心するものばかりで、考えてみろと言われても、到底思いつかないものばかりでした。
例えば、次のような ”問” に対する ”アイデア” が紹介されています。みなさんならどのようなアイデアを思いつくでしょうか?
問01
スピード違反を取り締まるための”オービス”を利用して、スピード違反をなくそうというアイデア。ストックホルムで試験的に導入したところ、24000台の車を対象に3日間で22%も平均速度が下がりました。さて、本来スピード違反を取り締まるための”オービス”を利用して、どのようなアイデアでこのような結果を実現したのでしょうか?
問02
スターバックスが紙コップの廃棄量を減らすためのアイデアを募ったコンペでの受賞案。さてどのようなアイデアで、マイコップを持参することを促す事に成功したのでしょうか?
問03
タバコを喫煙場所で吸うメリットに、仲間で一服する事によるコミュニケーションの促進がありますが、喫煙場所を喫煙する代わりに”ある行為をする場”へと変えることにより、”ある行為”をしながらコミュニケーションをはかることができる、というアイデアが実現されています。さて、喫煙する代わりの”ある行為”とは何でしょうか?
問04
日本三大ドヤ街で有名な日雇い労働者の町、横浜の寿町で、2006年横浜市長選の際に「KOTOBUKI選挙へ行こうキャンペーン」が行われました。選挙の三日前にあることをしたら、同地区で投票率が4%上昇したそうです。さて、どのようなアイデアを実行したのでしょうか?
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タグ: ソーシャルデザイン