「はやぶさ」がもたらした(?)日本代表勝利

6月 15th, 2010

■ もし「はやぶさ」が無事に地球帰還を果たしたら、日本代表も輝きを取り戻しやってくれるのではないかと、勝手に思っていたのですが、本当に勝利を上げることができました。
「はやぶさ」も日本代表も、おかれた状況は逆風ばかりでしたが、気持ちを一つにした組織力と個の職人技と驚異的な粘りでいくつものハードルをクリアし、勝利をもぎ取りました。

日本代表は残り2試合。3戦目のデンマーク戦は死闘になることは容易に想像できます。今までの日本代表とはなにか雰囲気が違うように感じる本大会では何か大きなこととを成し遂げてくれるような気がします。

「はやぶさ」地球帰還!

6月 14th, 2010

■ 「はやぶさ」地球帰還生中継

サッカーを横目で見ながらパソコンで和歌山大学のネット中継を凝視。画面を見ていてもテレビのようにはいかず、よくわからなかったのですが、「はやぶさ」と思われる光が確かに見えました。同時に隣のツイッターにものすごい投稿の波が押し寄せていました。

この臨場感はいったいなんなのか。ほぼ同時多発的に書き込まれる感動の言葉に、ツイッターの驚異的一体感が実感できる出来事になりました。パソコンをひとりで覗いていても、みんなで共有した空間を簡単につくりだすことができる時代の到来です。

各新聞社に掲載された写真を見ると幻想的な美しい写真ばかりでした。様々な場所からいろいろな手法で撮ったようですが、この一瞬にどれだけのカメラマンがシャッターをきったのでしょうか。テレビの画像は鮮明で、「はやぶさ」本体が、大気圏突入時に燃え尽きる姿と、分離したカプセルが流れ星のように地球に落ちてくる姿は涙を誘います。

カプセル回収と分析が待たれます。

「はやぶさ」地球帰還へ、ホームページで中継

6月 13th, 2010

■ 13日深夜に地球へ帰還する小惑星探査機「はやぶさ」が大気圏に突入するときに流れ星のように光る様子が、インターネットで生中継される。(YOMIURI ONLINEより

宇宙航空研究開発機構によると、はやぶさの大気圏突入は日本時間13日午後10時50分ごろ。和歌山大学宇宙教育研究所は、はやぶさの試料カプセルが落下 するオーストラリア南部のウーメラ近郊で、これを待ち受ける。超高感度カメラでとらえた映像を、ホームページ(http://www.wakayama-u.ac.jp/ifes/news/news20100613.html) で中継する計画。
果たして、本当に、見えるのか!

「はやぶさ」地球帰還へ最後の軌道修正に成功

6月 9th, 2010

■ 宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還に向けた最後の軌道修正実施に成功したそうです。

13日深夜オーストラリア南部のウーメラ砂漠内に到着予定。ついにもうすぐ地球帰還が実現します。ワールドカップ、カメルーン戦を数時間後に控えたこの日、ぜひ無事に地球帰還を果たし、カプセルが回収されることを祈るばかりです。カプセルが無事回収されたならば、日本代表も復活し、いい試合を魅せてくれるのではないかと、期待せずにはいられません。

「デフォルマシオン」-02

6月 8th, 2010

■ 先日、「デフォルマシオン」第2回目を行いました。

みんなで話しあった内容は、次のようなことでした。

1、福岡市の大名地区がなぜ、衰退してしまったのか。
2、日本における、地方都市の郊外化と中心市街地の衰退について。
3、おまかせ社会から、参加型社会への転換期の到来について。
4、ポアンカレ予想、リーマン予想、フェルマーの最終定理など、数学上の未解決問題について

1、世界同時不況後、若者たちで賑わっていた福岡大名地区に一頃、若者たちがいなくなりました。華やかなデザインの新築ビルが、新築廃墟ビルとして佇んでいたり、工事中の仮囲いの中で一向に工事が進まなかったり、マネーゲームに飲み込まれた結末による現象といってよいようです。完全自由競争と持続的地域全体の発展をどう考えていくのか、これからのまちづくりには必ず必要な視点です。

2、消費社会の典型的な現象である、郊外の大型ショッピングセンター化と中心市街地の衰退。果たして郊外化による格安消費社会が、地域の発展といえるのか、今の時点では、疑問に思っている方も多くなってきています。

3、上記のような現象は、おまかせ社会の結果であり、これを修正していくためには、参加型社会になっていかないとなかなか上手くいかない時代になってきました。

4、話が変わりますが、数学上の未解決問題は興味が付きません。中身はまったくわからないのですが、数学者の真理に取り憑かれた姿を見ることは、デザインに取り組む上で大いに考えさせられます。数学の証明を見ると、建築やデザインが、いかに不完全で、適当で、曖昧な世界なのかがわかります。

どの問題も難しい問題ばかりですが、学校ではこのような話はなかなかできなかったので、みんなで話しあうのは楽しかったです。
こういった話し合いがデザインの素になっていくことなので、皆さんと楽しみながら続けていきたいと思っています。

はやぶさ、6月13日に地球帰還予定

5月 18th, 2010

■ JAXAによると、人類初の小惑星岩石採取に挑戦した、探査機「はやぶさ」が地球帰還の目標軌道に到達できたそうです。

往復約45億キロ、設計寿命、1万4000時間に迫る運転時間。
地球と火星の間を回る小惑星「イトカワ」に接近、2度の着陸と離陸を成功させた。
イトカワの岩石が入っている可能性があるカプセルを分離後、大気圏に突入し燃え尽きる。
カプセルはオーストラリアの砂漠に落下予定。

帰還が約3年遅れたが、無事に帰ってきた「はやぶさ」、大気圏突入時燃え尽きる、カプセルだけ地上帰還。
果たしてカプセルは無事に見つかるのか、そして、中身は・・・。

エオリアン・ハープとはなにか?

5月 14th, 2010

■ 先日冷泉荘で、「エオリアン・ハープ」の音を聴きにいってきました。

↓ これが「エオリアン・ハープ」。手作りです。

窓を少しあけて風速を調節しています。風が吹いてくると張力のかかった弦が振るえ出し、音が聞こえてきます。
自然の風が奏でる繊細なメロディー、それが「エオリアン・ハープ」でした。

↓ 「エオリアン・ハープ」の制作者、九大生のサンダーさん。

糸でつないだ板きれをぐるぐる回すと音が鳴ります。
これも楽器。

↓ 自作の土笛を演奏する九大生の渡辺君。

この土笛で論文を書かれたそうです。
論文の内容を少しお聞きしましたが、大変おもしろそうで、つまらない論文を書くはめになった私にとってはうらやましい限りです。

↓ 廃材で作成した楽器。三脚に換気扇を取り付け、羽根にホースが取り付いています。
これを回すとどんな音が鳴るのでしょうか?

B級SF映画に出てくる空飛ぶ円盤襲来!的な音が鳴りました。
回転が上がる途中で、いきなり転調するところがたまりません。

↓ 廃材で作成した楽器2

↓ 私も弾かせていただきました。

これは大体予想通りの音が鳴りました。

私塾「デフォルマシオン」

4月 29th, 2010

■ 今年、社会に飛び出すことになった(飛び出さざるをえない)社会人1年生のみなさんと(大袈裟にいうと)これからどうやって生きていけばよいのかを一緒に考えていこうと思い、幕末ブームにあやかり、私塾「デフォルマシオン」を開きました。

今回集まったのは5人。2人は正社員で就職しました。2人は就職浪人中です。1人は2年生をもう一年やり、卒業設計を納得できるものにしたいとのこと。

今年は新卒者の方々には最低の年で、就職すらできない若者が日本中に溢れています。
就職できないのは、新卒者の責任ではない面が多々ありますが、かといって新卒者にとって、就職できないのはプラスではありません。はたして、就職できなかった場合、新卒者のみなさんはこの時期どのように過ごせばよいのでしょうか?
モチベーションを保ちつつ、学校で身につけたスキルを落とさず、できれば、スキルアップするような、意味のある日々を過ごし、数少ないチャンスをものにしていってほしいと思っていますが、いろいろ聞いてみると大変難しいのがわかります。
若者達が自主的にこの困難な時代を生き抜くたくましさを持って欲しいのですが、私も含め、それほどの力はありません。ということで、みんなで集まり、いろいろ考えていこうと思い、このような集まりを持つことにしました。

情報化社会といわれますが、苦楽を共にした生徒のみなさんは卒業してしまうとせいぜい数人しか連絡を取り合わなくなり、狭い世界で仕事におわれる日々を過ごしているようです。今日集まった5人だけでも、各自の状況や考えていることを話すと、自分にはない貴重な情報を得られ、それぞれモチベーションの維持に役立ったようです。

ここ数年、卒業生達をみて思うことは、学校では良い教育を受けたとしても、社会でほとんど活かされていない、ということです。学校と社会がどのようにすればスムースに学生から社会人に移行できるようになるのでしょうか?
今や国力が落ちている日本において、人材活用は一番重要です。若者達と一緒に考えていきたいと思っています。

« Previous Entries   Next Entries »