セルフリノベーションの時代

2月 1st, 2013

朝日新聞に、「もと町工場をセルフリノベーション イベントも開ける住まいに」という記事がありました。
http://www.asahi.com/and_M/living/suumo/TKY201301300111.html

場所は墨田区八広。賃貸物件の一戸建てをリノベーションされたそうです。
もと町工場で2階を住居にしていた建物を、奥さんと2人で、住みながら1年半かけてリノベーション、その工程をほとんどセルフビルドで行ったとのこと。

「もともとバイクや車をいじったりできる工房がほしいなという思いがあったので、町工場に憧れがあったんです。実際に見に行ったのは3件ぐらいですが、事前に古くて味がある物件を紹介する不動産会社のサイトで、かなり探しました」
一方、奥さんも、ダンスやヨガの稽古場を自宅に持てたらという希望があり、広い土間のスペースが「いけそう」との感触を得た。

このもと町工場、当初はリノベーション可ではなかった。

「ですから、改装できるなら借りたいと交渉して、OKをもらいました。不動産会社を通じて、契約書にもどこを改装するかこちらから提示したものを書き加えていただき、後々トラブルのないよう注意を払いました」

「リノベーション費用は全部で60万円ぐらいで大したことはないんですが、ただひたすら手間がかかりました。でもDIYのサイトなどを検索すると、何でもやり方が出ているので素人でもいろいろできるんですよ」

「園芸用の金網をネズミが侵入してきそうな隙間に詰めるんですが、それこそここと思えばまたあちらで(笑)、姿が見えなくなるまでは1年ほどかかりましたね。セルフリノベーションは、結果よりもそれ自体を楽しむ気持ちが大事ということを実感しました

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既に古い建物は余っており、増加していくばかりです。自分の表現の場としての居住空間が欲しいという意識の高い若者たちが増えて、これからますますセルフリノベーションも広がっていくでしょう。
このように、寂れた町工場などの古い建物をセルフリノベーションし、愛着を持ってそこに住んでいただき、楽しんで活用していただくことが街にとっても大変重要ですね。

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