「あきよし医院」-リノベーション工事Ⅲ-06-サイン計画

2月 13th, 2011

■ 「あきよし医院」リノベーション:2F廊下、サイン計画です。

サインのデザインは、日本の公共施設にとって課題の一つです。
当初のデザインで作られたサインが機能せず、後付で取り付けられたサインが数多く見られます。
多くの場合、当初のサインが残されたまま、手書きの大きなサインが無造作に貼りつけられ、せっかくの空間が
陳腐なものになってしまうことも多々日常的に見られます。

■ 今回のリノベーションの目的は、機能面で患者さん看護婦さんお医者さん共に使いやすくすること、
事務所的な雰囲気を温かみのある空間にすること、です。

サイン計画も分かりやすく、温かみのある雰囲気であることが条件となります。

■全体計画


廊下へ外開きだったドアを半自動上吊り引戸に変更しました。
壁と天井を塗装しています。巾木は高さ300mmのソフト巾木にしています。
照明はLEDダウンライト100Wクラスにしました。
ダウンライトの取付間隔を決めるのが大変難しかったのですが、ドアの配置などを考慮し
2000mmとしました。
部屋番号はダウンライトの光が照射している2枚並んだ引き戸の両端に取り付ける事になりました。

■サイン試作


今回は、壁から飛び出すサインではなく、視線が低い位置でもわかる壁付けのサインにすることがご要望でした。
コンクリート壁の厚さが150mmほど有りその部分をサインとしても利用しようと思い室番号を書き入れています。


廊下側から見たときにコンクリート壁の厚み部分の番号が見えるようにしています。


部屋番号の下にネームプレートを取り付けるようにしました。
縦書きか横書きか検討。


2F案内のサイン。文字の大きさを検討。


新設ドア部分のサイン。
 
>>完成までのストーリー
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LEDダウンライト:小泉照明:LED6球(15.3W)(100Wクラス)電球色
天井・壁を塗装
巾木は背の高いH=300のソフト巾木
ドアを半自動上吊り引戸に変更
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>>11 – サイン完成
>>10 – 特別室リノベ04
>>09 – 特別室リノベ03
>>08 – 特別室リノベ02
>>07 – 特別室リノベ01
>>06 – サイン計画
>>05 – 照明計画
>>04 – 廊下壁塗装検討
>>03 – 上吊り引き戸検討-2
>>02 – 上吊り引き戸検討-1
>>01 – デザイン開始・概要

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「あきよし医院」リノベーションⅢ
場所:福岡県太宰府観世音寺
構造:RC造3階建て
築年数:約30年
工事:㈱マベック
デザイン:信濃設計研究所

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