長崎県松浦市-01:「西肥バス・松浦ターミナル」
ツイートいい具合に熟成されています。かつて開放的なガラス張りのサッシがついていた1Fバス待合室が今はラワンベニヤで無造作に塞がれています。かつてこの待合室からバスに乗ってお出かけしたことを覚えている方々にとっては寂しい風景なことでしょう。なぜか荒々しい当時のRCビルにはこの無造作なラワンベニヤが似合います。
熟成された「昭和モダニズム建築」の見所
1,RC造(鉄筋コンクリート造)+骨太な構造
2,モルタル+汚れ、劣化、軒先破損
3,スチール手摺+サビ
4,蛍光灯(外部用)+サビ、取り外し跡
5,看板(照明付きサイン)+看板取り外し跡
6,ラワンベニヤ(出入り口封鎖)
7,電線
バスターミナルビルは独特な雰囲気があります。かつて、まだ、自家用車があまり普及していなかった頃、バスターミナルは地方交通の拠点として、多くの人々が利用していました。自家用車の普及により需要が減少し、今ではこのような姿のバスターミナルを多々みることができます。地方のバスターミナルは時代表現の象徴的建物の一つともいえそうです。各地方都市には、建て替えることは拒否されているが、取り壊しもできない、取り残された多くの熟成したした昭和モダニズム的バスターミナルが、残存しているようです。
————————————————————————————————————————————
「西肥バス・松浦ターミナル」「松浦バスセンター」 → ウィキペディア「松浦バスセンター」
————————————————————————————————————————————
長崎県松浦市-04:昭和モダニズムRC集合住宅-再生A
長崎県松浦市-03:昭和モダニズムRC集合住宅
長崎県松浦市-02:「ARIGATO」
長崎県松浦市-01:「西肥バス・松浦ターミナル」