「しかたの茶の間」:UR四箇田団地コミュニティスペース – 工事工程00
ツイート■ UR四箇田団地、1Fテナント部2区画に、「コミュニティスペース」と「小規模多機能施設」を計画しています。
これらは、NPO法人[なごみの家]さんが運営される施設です。
NPO法人[なごみの家]さんは、四箇田団地の近く、早良区東入部に『小規模多機能型居宅介護 なごみの家』を運営されており、
この2つの施設は、そのサテライトという位置付けになっています。
1期工事で「コミュニティスペース」、2期工事で「小規模多機能施設」をつくります。
[なごみの家]さんと打合せを繰り返す中で、本計画は次のような意味や課題があるのではないかと考えています。
1,高齢化が進む生活エリア内の「介護、看護」の血のかよったサポート。
2,団地内や住宅地のコミュニティスペースの有効性ある活用。
3,居住者減少、高齢化により活気がなくなりつつある団地の再生。
4,有り余っている一戸建て住居や空き家、ビルの空きテナント部の有効活用。
これから30年~50年ほどの未来にむけて、どういった生活エリア環境、施設整備を行ってゆけばよいのかを考えいるうえで
意義の深い仕事となっております。
■ コミュニティスペース「しかたの茶の間」の工事が始まっています。
「堤鮮魚」の看板がある区画に「小規模多機能施設」、そのとなりの区画に「コミュニティスペース」を計画します。
隣の八百屋さんはお店の外に商品を陳列し、賑わいがなくなってしまった1Fテナント商店街の中で、なんとかお客さんを呼びこもうとご苦労されています。
「コミュニティスペース」と「小規模多機能施設」ができることによって、頑張ってらっしゃるこの八百屋さんと共に、賑わいがある
1Fテナント商店街をとり戻せないかと思っております。
四箇田団地は外観をみると、大規模改修工事を行っているようです。
この団地が完成した約40年前、希望に満ち溢れた時代、多くの方々が憧れの団地に引っ越し、充実した生活を送っていました。
この広場に多くの子供達が走りまわっていたことでしょう。
1Fにはどんなお店が入っていたのでしょうか。
■ テナント内部
ここをコミュニティスペースにします。
テナントからの景色
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工事工程09 <照明・家具設置> (2016年2月初)
工事工程08 <可動式ベンチ製作> (2016年1月末)
工事工程07 <キッチン工事> (2016年1月末)
工事工程06 <カウンタ工事> (2016年1月中)
工事工程05 <床モルタル工事> (2015年12月末)
工事工程04 <ルーバー取付工事> (2015年12月中)
工事工程03 <アルミサッシ取付工事> (2015年12月初)
工事工程02 <照明用電気配管・排水管工事> (2015年11月末)
工事工程01 <壁モルタル塗り> (2015年11月末)
工事工程00 <工事前> (2015年10月)
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■ UR四箇田団地
住所:福岡市早良区四箇田団地
完成:1977年(S52)~1984年(S59) 築32~39年
管理戸数:864戸/全55棟
http://www.ur-net.go.jp/kyuoki/fukuoka/90_097.html
■ コミュニティスペース「しかたの茶の間」:UR四箇田団地-4棟1F-105
面積:93.13㎡
施主:NPO法人[なごみの家]
施工:有限会社 住宅・リフォーム・サービス 担当:佐藤さん
設計監理:nano Architects / 信濃設計研究所
タグ: コミュニティスペース, 四箇田団地, 団地再生, 福岡市