専門分野は全てポップカルチャーに浸蝕される?
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気がついたら、建築を学ぶ学生が建築専門誌を買うのは当たり前だった時代は終わっていました。
●建築もポップカルチャー化し、広く一般の方々から読者を得るようになりました。
カーサブルータス:2000年(1998年(平成10年)にブルータスの増刊として誕生)
月刊Pen:2000年10月1日号から月2回刊
●サブカルチャーも、近代建築ストックが増えた結果、一定の領域を確保しています。
ワンダーJAPAN:2005年
●姉歯構造偽装事件や大震災の影響により、建築法規が大幅に変更、一版実務的専門解説書の役割が大きくなりました。
日経アーキテクチャ
●近代建築の始めから続いている建築家作品批評空間。
建築のポップカルチャー化現象にどう向き合っていけばよいのか・・・
GA JAPAN 、新建築などの専門誌
●日本の国力低下、人口減少ハード余り時代=ストック時代に突入、同時に、建築も他分野同様、ポップカルチャー化した結果、専門誌の役割が低下、変わって、一般ファンションデザイン解説書的な雑誌の世界が広がりました。
近代建築が建ち始め1世紀、戦後から数えても70年弱を経て、建築分野も文化として大衆化、市民権を得たようです。リノベーション現象やカーサブルータス現象もその中の一現象といえそうです。他分野を見ても同じような現象が垣間見られます。これから先どのように”文化”は変化していくのでしょうか?
文化全体が”かわいい”に代表されるポップカルチャー(サブカルチャーもふくめ)に浸蝕されてきています。
■ SF : 20世紀型旧OSを浸蝕していく新OS、”かわいい”ゲル状生命体
みんなの目標が物質的・金銭的「豊かさ」だった頃
明日は今日より必ずよくなるという「希望」があった頃
それらを軸にすべての秩序は保たれていた・・・
かつてない繊細な感性を持っているニュータイプの若者たちが生み出すポップカルチャーは、
世界の最先端を行き過ぎ、他国では追随できずにガラパゴス化。
はたして、”かわいい”ゲル状生命体は、世界をも浸蝕することができるのだろうか?
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