11月 5th, 2012
■ 山王マンション305号室の解体工事が終わり、新設配管工事が進んでいます。
賃貸マンションリノベーションにおいて設備配管工事は難しい工事です。
● 生活を支えるライフラインである配管は大きく分けると次の2つの部分に分けることができます。
A,室内の配管 → 部屋の中の配管
B,共用配管 → 「枝葉」である個々の部屋の配管が接続する「幹」となる配管
これらを評価する場合、A,Bそれぞれの個別の評価と、2つ合わせた複合的評価が必要です。
● 配管の種類としては
給水管、排水管、ガス管、電気、情報
などがあります。
● ポイントは
1,既存の配管状態の把握 → 既存配管を利用するのか?取り替えるのか?を判断
2,既存配管方式の把握
→ スラブ下抜き配管なのか?スラブ床上配管なのか?により、建物内の配管をどう変更するのか評価、検討
3,共用配管の状態の把握
→ 長期建物維持計画を策定した上で、配管ルート・配管自体を変更するのか?しないのか?などを検討
などです。
「山王マンション」においては、長期建物維持計画に基づき、大規模改修工事を済ませ、共用配管を室外に新設し、リノベーションした部屋は、スラブ床下配管から、スラブ床上配管へ変更した上で、新設共用排水竪管へ接続するようになっています。
それでは、具体的に配管工事をご紹介いたします。
■ 新設配管工事
↑ 既存配管がスラブ下抜き配管方式のため既存配管は封鎖、新設配管はスラブ床上配管に変更。
錆びた給水管も封鎖し、新たに給水管+給湯管を設置
↑ 新設排水管は、スラブ床上で外部廊下へ出します。
昔の建物では給水管はよく躯体(コンクリート)内に埋め込まれているのと、鋼管のため錆びてしまい管自体の寿命がきており、更新ができないので、新しい給水管+給湯管を設置します。
■ 外部廊下へ出てきた排水管と給水管+給湯管
↑ 外部廊下へ出てきた排水管は廊下のスラブを貫通させ下に抜きます。
↑ スラブ下に出てきた排水管を横に振り、大規模改修工事時に新設してある外部排水竪管に接続します。
↑ 大規模改修工事時に新設された共用排水竪管。リノベーションした部屋の新設排水管をこの竪管につなぎます。
以上、築40年を超える賃貸マンションにおける排水管の更新例でした。
A,室内の配管 と B,共用配管 の更新計画、更新工事を一体的に行うことが、建物を長期にわたり維持していくのには必要です。
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10-照明工事/カーテン工事
09-カーテンレール取付工事/エアコン工事
08-塗装工事
07-電線管
06-大工工事2
05-大工工事
04- 新設配管工事
03- 解体工事2
02- 現場見学
01- 解体工事1
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「続・山王R~NEW STANDARD RENOVATION~」:山王マンションリノベーションⅢ
場所:福岡県福岡市
山王マンション:築45年、RC6階建
元間取:3DK-48平米
所有:吉原住宅㈱
運営:㈱スペースR デザイン
施工:シーズ・クリエイションズ㈱(Shii’s Creations)
設計:信濃設計研究所/nano Architects
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タグ: マンション, リノベーション, 設備配管
11月 16th, 2011
■ マンションのリノベーション:配管工事
↑ 建物内の竪管に繋がっていた排水管は竪管と共に撤去し、新たにコンクリートスラブ上に配管して、バルコニーに新設した竪管に繋ぎこむ
↑ バルコニーの新設竪管に向かって配管されている
給水管、給湯管、PS冷暖房機の配管も工事中
↑ PS冷暖房機配管。冷温水用の銅管(保温材が巻いてある)とドレン管。
↑ PS冷暖房機配管
>>完成までのストーリー
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>>15 – 「放射冷暖房システム」
>>14 – タイル工事
>>13 – キッチン取付
>>12 – 螺旋階段取付
>>11 – アルミサッシカバー工法
>>10 – 珪藻土塗り
>>09 – ユニットバス設置
>>08 – 軽鉄下地+ボード張り
>>07 – 断熱工事・ウレタン吹付
>>06 – 間仕切り壁
>>05 – RC壁 – 開口補強
>>04 – 設備配管工事2
>>03 – 設備配管工事
>>02 – 解体
>>01 – 引越し
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マンションのリノベーション
場所:福岡市
工期:2011年9月末~2012年01月末
施工:スペースRデザイン
設計:nano Architects/信濃設計研究所
キッチン:リブレ株式会社
鉄骨階段:(株)稲沢鐵工
珪藻土:日本ダイヤコム工業株式会社・MGボーダー
放射冷暖房システム:ピーエス株式会社
無垢フローリング・皇杉:GAIN(ゲイン)
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ユニットバス
TOTO:マンション用RZシリーズ-1416サイズ
介護用ユニットバス
Panasonic:アクアハートKシリーズ-1620サイズ
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11月 8th, 2011
■ 解体工事がおわり、設備配管工事が始まりました。
給水管=水道
排水管=お風呂、トイレ、台所、洗面、洗濯などの排水
電気=照明、スイッチ、コンセントなどの電気配線
ガス=ガス給湯器、コンロなどのガス機器用の配管
情報=電話、テレビ、LAN、インターホン、防災などの配線
これらは、「ライフライン」といわれているように生活、というより生きていく上で欠かせないものです。
リノベーションにあたり、これらの設備をどのような考えの上で、どのようにリニューアルしていくのかは難しい問題です。
それは、どちらも必要ですが、「共用=みんなもの」と「個人=自分のもの」に分かれている場合があるからです。
また、共用の排水管が個人所有の空間に配管されているために、共用でありながら、個人のものに入り込んだり壊したりしないと
取り替えができない場合もあります。
今回のリノベーションでは、部屋の中にあった共用配管を、外部バルコニーへ出し新設しました。
今まで、排水の下抜き配管(=部屋の中の排水管が下の階の部屋へ配管)を床上配管に変更し、外部バルコニーの排水竪管につなぎこんでいます。
これは、排水管に問題があった場合、下の階の部屋に入らなければならない、排水の音が下の階に聞こえる、などの問題点を解決する手段でもあります。
また、床上配管ならば、次のリノベーションの時に、その部屋だけで工事が済みます。
このような考えのもとで工事が進んでいます。
↑ 解体後。内装で覆われていた躯体があらわれました。30数年ぶりにあらわれたコンクリートです。
↑ 給水管、排水管、冷暖房設備のPS用配管工事が進んでいます。間仕切り壁の軽鉄下地工事も始まりました。
↑ 排水管が床上に設置され、外部バルコニーの竪管に接続されます。
↑ 外部バルコニーに新たに設置された竪管。部屋にあった竪管を共用部外部バルコニーに出しました。
これで、問題があった場合でも、共用外部で対応できます。交換工事もすぐに対応できます。
↑ 電気。建設当時の配線用の管があらわれました。
>>完成までのストーリー
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>>15 – 「放射冷暖房システム」
>>14 – タイル工事
>>13 – キッチン取付
>>12 – 螺旋階段取付
>>11 – アルミサッシカバー工法
>>10 – 珪藻土塗り
>>09 – ユニットバス設置
>>08 – 軽鉄下地+ボード張り
>>07 – 断熱工事・ウレタン吹付
>>06 – 間仕切り壁
>>05 – RC壁 – 開口補強
>>04 – 設備配管工事2
>>03 – 設備配管工事
>>02 – 解体
>>01 – 引越し
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マンションのリノベーション
場所:福岡市
工期:2011年9月末~2012年01月末
施工:スペースRデザイン
設計:nano Architects/信濃設計研究所
キッチン:リブレ株式会社
鉄骨階段:(株)稲沢鐵工
珪藻土:日本ダイヤコム工業株式会社・MGボーダー
放射冷暖房システム:ピーエス株式会社
無垢フローリング・皇杉:GAIN(ゲイン)
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ユニットバス
TOTO:マンション用RZシリーズ-1416サイズ
介護用ユニットバス
Panasonic:アクアハートKシリーズ-1620サイズ
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