これは何を意味するのか?

9月 23rd, 2011

根底崩れた?相対論…光より速いニュートリノ YOMIURI ONLINE より

 『名古屋大などの国際研究グループは23日、物質を構成する素粒子の一種であるニュートリノが、光の速度より速く飛んでいるとする観測結果を発表した。
 現代物理学の基礎であるアインシュタインの特殊相対性理論では、宇宙で最も速いのは光だとしている。今回の結果は同理論と矛盾しており、観測結果が事実なら物理学を根底から揺るがす可能性がある。』

 この観測結果は、現代物理学では説明できない。観測に参加した名古屋大の中村光廣准教授は「物理学全体への影響が大きいため、解釈は加えないと研究グループ内で合意している」と述べ、他グループの実験による検証を求めるために発表に踏み切ったとしている。

果たしてこの結果は何を意味するのでしょうか?歴史が変わるのでしょうか?それともこの現象を説明できる大きな事実が発見されるのでしょうか?それとも、ミスが見つかるのでしょうか?実験結果として、どうしても受け止めざるを得ない事実なので、他の実験の検証を求めたい、という発表をしたことは、何か大きな発見に繋がるのではないかという期待が持てます。

◆ニュートリノ=電気的に中性で、物質を透過する。「電子型」「ミュー型」「タウ型」の3種類があり、飛行中にそれぞれ別の種類に変化するニュートリノ振動という現象を起こす。以前は質量がゼロと考えられていたが、故・戸塚洋二東京大特別栄誉教授らによる観測で、質量があることが明らかになった。

リノベーション工事の課題

9月 22nd, 2011

集合住宅や公共施設など、在住者がいたり、施設利用者がいる中でのリノベーションの工事をする場合、多大なストレスを在住者や利用者に与えることになります。

躯体ハツリ → 音・振動
鉄筋コンクリート造で、コンクリート部分をハツル(=壊す、削る)場合、骨に響くようなものすごい音と振動が建物中に鳴り響きます。結構離れた位置に居たとしても、すぐ隣で工事をしているような錯覚をするように、鉄筋コンクリート造の建物は振動と音がものすごくよく伝わります。もし、これを防ぐ夢のような工法が見つかれば、一気にリノベーション工事の範囲が広がります。

防水工事 → におい
FRP防水や塗膜防水の場合、ものすごい臭がします。とてもその場にいられません。明らかに体によくありません。
在住者や利用者がいる中で工事をする場合、躯体ハツリ同様、その場にいることができないほど、多大なストレスを与えることになります。
リノベーション工事を在住者や利用者がいる中ですすめるには、臭いの出ない工法の開発が不可欠です。

ビルストック時代を迎えている日本。古いビルを活用していくには、時代に合わせた用途やデザインにリノベーションしてゆかなければなりません。在住者や利用者がいる中でも工事が進められるような工法を、いち早く開発する必要があります。

「それでも、生きてゆく」

9月 16th, 2011

奇跡のようなドラマ。おわって?・・・しまった。
年令に関係なく、本物の女優にメークは必要ないようだ・・・美しい。
息つく暇がない刺激的なセリフ、瞬きを忘れさせる映像・・・久々に日本のドラマが一歩前進した。

大津波に耐えた木製ブロック護岸 岩手、試験導入 – asahi.comより

9月 7th, 2011

■ 興味深い記事を見つけました。 大津波に耐えた木製ブロック護岸 岩手、試験導入 – asahi.com

木製ブロックの河川護岸が、大津波を受けてもほとんど無傷だったことがわかったそうです。

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岩手県内の小水路に試験導入された木製ブロックの河川護岸が、大津波を受けてもほとんど無傷だったことがわかった。もともとは間伐材の活用や生態系への配慮が目的で導入されたそうです。

木製ブロックは、九州森林管理局が開発した。直径10センチ、長さ1メートル弱ほどの丸太材を格子状に組んだうえ、長さ約70センチほどの丸太製の「控え」を直角に取り付けて背面の地中に突き刺して安定させる。主に四国や九州などで道路ののり面などに使われてきた。

津波に耐えたのは、岩手県宮古市が1999年に発注した同市赤前の運動公園脇の津軽石川支流護岸と、岩手県が03年度に発注した同県岩泉町小本の長内川(おさないがわ)護岸。幅数メートルの川の片側で、約40~110平方メートルある。

ともに高さ15メートル以上の津波が堤防を乗り越え、周りの建物や電柱を押し流した場所。宮古市の現場は、わきのコンクリート橋が大きく破損したのに対し、木製ブロックは一部損壊にとどまった。岩泉町では最上段のブロックが一部流されただけだった。

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結局、護岸工事は、素材というより工法のようです。木製の護岸丸太に取り付けられた突き出た丸太「控え」を杭を打つように地中に打ち付ける工法がこのような結果を生んだようです。九州森林管理局が開発した間伐材の有効利用と生態系への配慮、景観的に優れた丸太の護岸工事が、強度の面でも優れていることが証明された訳ですから積極的に活用して行って欲しいものです。

公立小中、耐震化8割に達したそうです。 - 時事通信より

8月 24th, 2011

公立小中、耐震化8割に=倒壊の恐れ4614棟―文科省調査

時事通信 8月24日(水)17時4分配信

公立小中学校の校舎や体育館11万6397棟(岩手、宮城、福島の大震災被災3県を除く)の耐震化率は4月1日現在で80.3%となり、前年同期に比べ 7.0ポイント改善したことが24日、文部科学省の調査で分かった。耐震化率が8割を超えたのは初めて。これに伴い、震度6強以上の地震で倒壊する危険性 が高い建物は前年から2884棟減り、4614棟となった。
調査結果によると、都道府県別の耐震化率は、静岡(98.2%)、神奈川(97.7%)などの順で高く、広島(59.1%)、山口(61.7%)などが 低かった。今回の調査では新たに、学校設置者である市区町村別に耐震化率を順位付けたが、全1656団体のうち100%達成が545団体(32.8%)あ る一方で、99団体(6.0%)は50%未満にとどまっており、自治体間格差が浮き彫りとなった。
倒壊の危険性の高い4614棟の内訳は、大阪が397棟で最も多く、北海道(354棟)、埼玉(278棟)が続く。このほか、大震災で大きな被害が出た 天井材などの非構造部材について、各学校の耐震点検などの実施状況を初めて調査。天井材や照明器具、窓ガラスなど7項目全ての点検実施率は、5月1日現在 で65.3%だった。

■非構造部材については、巨大地震の起こりうる確立と経済性を鑑みて、詳細な規定はありませんでしたが、もう規定なしというわけにはいかない時代になりました。特に震災時の避難拠点となる公共施設は非構造部材や設備機器、照明器具、家具なども耐震対策を施す必要性が明確になりました。

公共施設の耐震化には予算がつきますが、私有の建物は耐震補強工事が進みません。果たしてどうしていけば良いのでしょうか?
すでに日本はビルストック時代に突入しています。老朽化し、耐震性にも問題がある私有の建物が、どんどん増えていっています。
国力も弱り始め、人口も減るなか、解決策はなかなか見当たりません。

サンプル 皇杉・塗装サンプル

8月 11th, 2011

■ Y邸リノベーション工事の素材を検討しています。


↑ 皇杉 これはいい・・


↑ 熊本県小国杉 杉ですが重厚感があります。


↑ 自然塗料の着色・・・難しい。再検討。

「終わりと始まりのマイルス1」「おやすみプンプン1」「もやしもん1」

8月 9th, 2011

■ マンガ好きな学生の高柳くんから「終わりと始まりのマイルス1」「おやすみプンプン1」「もやしもん1」を借りて読みました。

連載が始まるマンガの第1巻は興味深いものがあります。
書きながら変化・修正してゆく過程がよく分かる場合があるからです。
方向が定まってくると流れるように物語は進みますが、それまでの試行錯誤の過程も捨てがたいものがあります。
これもマンガならではの楽しみの一つではないでしょうか。

「ルート225」を学生から借りました。

7月 17th, 2011

■ マンガ好きな学生から「ルート225」を借りて読みました。

他人との距離感、家族との距離感、自分との距離感の表現が、現在の学生のみなさんの標準的な考え方なのかなあと思い、興味深く読みました。マンガになるということは、読者の「共感」が大きな要素となりますから、みなさんこのようなことを感じながら生活していっているのでしょう。

非日常的な出来事が姉弟の身に降りかかりますが、なんとかつじつまをあわせて適応し、日常をやり過ごしているところの表現が面白いところです。最終的な解決をさせず、微妙にずれた日常に違和感を感じながら生活していっているところで終わったのは、今の社会状況と似通っており、作者の意図なのかなあ~と想像しています。

続編を書けそうなストーリーなのですが、そのあたりも意図的なのでしょうか・・・

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