第九演奏会

12月 30th, 2009

■ 12月23日、「クレアこうのす」で開催された、第九のコンサートへ行って来ました。
(T邸のオーナーが関係なさっているコンサートなので、無料チケットをいただき大変ラッキーでした。)

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↑ 開演前の会場。大ホールの3階、舞台を見下ろすように全体を見渡せます。

鴻巣市、北本市、桶川市、上尾市に在住の市民合唱団が練習を重ね今日の公演日を向かえたとのことで、会場には関係する人々と思われる方々が多数おみえになっていました。チケットも完売で、関心の高さが伺われます。
主催者側の趣旨として、幅広く市民の方々にご来場いただきたいとのことで、小さなお子さん連れの方々も入場可にしていました。
子育て中の方々にもコンサートに来ていただける環境というのは大変よいことだと思います。
■ 演奏開始
東京交響楽団の方々が、徐々に舞台に着席し始め、緊張感と期待が高まってきました。指揮者の飯森さんが最後に現れ、舞台の中央で大きな拍手の中一礼、演奏がついに始まります。
しーんと静まり返った大ホール・・・指揮棒を構え集中と緊張が最大限に・・・・・「もう終わり?」と子供の声が場内に響き渡る・・・演奏は始まらない、指揮棒を構えじっとタイミングを計っていた飯森さんが振り返った!・・・おどけたしぐさをする飯森さん、くすくすと笑いが起こる、東京交響楽団の方々も笑っている・・・緊張感がとぎれ一気に和やかな雰囲気に包まれました。
指揮者の飯森さんは、とんでもないハプニングにとっさに対応し、会場のみなさんを一瞬にして味方にしてしまいました。

指揮者とは、楽団の指揮だけではなく、同時に会場のみなさんを指揮することも求められることがわかりました。やはり、一流の指揮者の方とはすごいものです。
その後、コンサートは観客まで含め、飯森さんの指揮を中心に続いていきました。忙しいさなかでしたが、師走の第九を充分堪能することができた思い出深い一日でした。

(3階中央にいましたが、まるで目の前にいるような音を感じることができました。これが音響設計というものかと感じ入りました。)

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↑ 講演終了後の舞台。東京交響楽団の方々が退場され、次に合唱団の方々が退場しています。みんさんお疲れさまでした。

(子育てをしている方々にもコンサートを楽しんでもらうこと、子供達にもコンサートを体験してもらうこと、どちらも大変大切なことです。
どのようにルールを定め運用していくのか、難しい問題ですが逃げずに取り組んでいかなければならない問題だと思いました。)

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■主催: 第九実行委員会
■共催: 鴻巣市施設管理公社
■指揮: 飯森 範親
■管弦楽: 東京交響楽団
■ソリスト ソプラノ:羽根田 宏子 アルト:小川 明子
■テノール:樋口 達哉  バリトン:大塚 博章
■合唱 :第九合唱団
■会場 :「クレアこうのす」 埼玉県鴻巣市

福岡→東京→埼玉

12月 23rd, 2009

福岡→羽田→埼玉

■ 12月22日福岡から埼玉の事務所へ

今回は次の日の23日に鴻巣市の「クレアこうのす」で開演される第九のコンサートへ行くためと、完成間近のT邸の現場に行くために埼玉へ。

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↑ 福岡空港に待機するスカイマーク016便

福岡市内清川にある事務所からバスと地下鉄を乗り継ぎ約30分で福岡空港へ・・・近い。
今回の席は通路側24Fでした。隣が空いていたのでゆったりとできましたが、天気が良かったので、景色が見えなく少し残念でした。
羽田からモノレール、山手線、高崎線という約2時間弱の工程・・・遠い。

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JYS邸 – 02 長崎で打ち合わせ

12月 20th, 2009

JYS邸の打ち合わせで長崎に行って来ました。

昨日から寒波に覆われていた日本列島、今日は雪の予報。
10時20分の「かもめ」に乗り長崎へ。土曜日とあって、平日よりも旅行客が多く、外国の方々も見受けられました。
佐賀県に入った頃だったと思いますが、予報通り、雪がうっすりとつもっているところがありました。

長崎に着くと小雨。お客さんと食事をしながら打ち合わせ。
今回は、石の輸入販売をしてる業者の方と、外壁に使用する予定の御影石についても相談。
お客さんの交友関係は広く、次々に出てくる様々な方々のお話はいつも大変おもしろく、興味は尽きません。

来年は、NHK大河ドラマで「龍馬伝」が始まります。
長崎市内を歩くと、何とか街の活性化につなげようと、様々な取り組みをしています。
はたして、どの程度の効果があるでしょうか。
「天地人」がおもしろかったので、「竜馬伝」も期待がもてそうですが、はたしてどうでしょうか?

北九州で打ち合わせ

12月 17th, 2009

北九州に打ち合わせに行って来ました。

博多ー北九州間は新幹線で、たったの20分弱ほどで行けます。
事務所からリバーウォークの隣にある打ち合わせ先まで1時間かかりませんでした。

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「小倉駅ビル」 2本のレールはモノレール。駅ビル内に入り込む。
地上は自動車、人はその上のペデストリアンデッキを利用する歩車分離、さらにその上にモノレールというように、立体的にそれぞれの動線を分けて構成しています。駅ビルは商業施設、ホテルという人が集まる拠点としての施設がつくられています。
各交通機関の結節点、人が集まる拠点としての都市レベルのターミナルビル概念をそのまま実現したような小倉駅ビル。

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「リバーウォーク北九州」 様々な形や色の立体が集まって構成されています。用途も様々な複合施設。
博多のキャナルシティーで大成功したジョン・ジャーディの設計です。
改めて巨大な塊の施設をデザインする難しさを思い知らされます。
隣接する「小倉城」と「北九州市役所」はお城と近代建築という全く時代の異なる建物ですが、ガラス張りのカーテンウォールでデザインされている市役所と小倉城は絶妙にマッチしています。しかしリバーウォークはそういった観点からすると不一致感があるのは否めません。

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うち合わせ場所へ行く途中に見付けた小倉県庁跡の看板。
これを読むとこの建物は「岡田医院」で小倉県庁の建物の一部として残っていると書いてありますので、明治9年(1876年)頃には現存していたようです。そうすると130年ほど経っていることになりますがどうでしょうか?ほぼ当時のまま現存しているように見えますので、もうちょっと詳しく調べてみたいと思っています。

T邸-08 羽田空港

12月 9th, 2009

■羽田空港 12月8日(火)

前日7日の打ち合わせ予定が、お客さんのお子さんが風邪とのことで1日順延。
翌8日、お客さんと桶川の現場で10時より打ち合わせ。
1時間後の午前11時、そそくさと現場をあとにし、急いで自宅に戻り帰りの用意をし、11時34分の上野行き高崎線に乗車。
上野から京浜東北線(快速)に乗り浜松町へ、第2空港ビル直行のモノレールで羽田空港へ。
順調に乗り継ぎ約1時間前の13時過ぎにスカイマークのカウンターへ。
自宅から羽田まで約2時間はかかります。電車が遅れたらどうしようもないので余裕を持って出発します。
今日はどこの席になるかと思ったら、通路側しか残っていなく、28Cになりました。
12月から持ち込み荷物の大きさ制限ができ、また面倒な手続きが増えたかと思いましたが、何も問題なく通過。
いつもの見慣れた搭乗口22番に着きました。

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スカイマーク015便。結構前に予約できたので、「羽田→福岡」がなんと¥9,800-。
今回も航空券が往復約2万円で購入できました。
JALが経営不振に陥るのも納得です。

大きな揺れもなく福岡空港へ。
地下鉄に乗って博多駅。バスで自宅へ。30分ほどで到着。
なんと便利な空港だろう。
福岡の魅力の一つです。

建築見学 – 長崎01

11月 18th, 2009

■ 「J邸新築工事」に関連する事前調査のために長崎に行きました。

博多駅、午前9時発「かもめ」に乗り、午前11時、長崎駅到着。
JR長崎駅は終着点のため、線路が駅の奥でとぎれています。
あまりなれた風景ではないため、何か陸の果てに来た感じがします。
永遠に続くと思っていた線路の終点・・・その一つの駅が長崎駅でした。

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↑ 長崎駅は現代化をはたしていました。
「かもめ」を下りたときに、ホームの風情は昭和的な情緒感溢れるレトロ感覚でした。
しかし、改札をくぐるとそこには現代デザインのアーケードと建物が向かえてくれます。

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↑ 「長崎市立図書館」 現代化のもう一つの建物
エントランスホールに面して外壁はガラスのカーテンウォールになっています。
ガラスの外側にはFRPグレーチングのルーバーと共に壁面緑化されています。

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↑ エントランスホール
曇っていましたが、適度なボリュームの明るく気持ちの良い空間でした。
お昼に併設のカフェに入りましたが、人気のお店で行列ができていました。

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↑ エントランスホール内側から見ると、ガラスの向こうに植物が見えます。
向かい側の街並みを適度に遮ってくれます。グレーチングルーバーと共に日よけとしても
機能することがわかります。

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↑ この敷地は「長崎市立新興善小学校」の跡地でした。
校門の門柱も残されていました。
エントランスホールには、日本の歴史と共に終戦頃の小学校周辺写真も展示してあります。
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この後、長崎市役所、法務局、確認検査機関であるERIに行き、事前調査を行ってきました。

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↑ 長崎振興局へ行くために路面電車に乗りました。
ゆっくりした速度とガタガタいう音と揺れが路面電車の性格を表しています。運賃は120円均一でした。
自動車と路面電車、あまり仲がよいようには見えませんでした。
しかし、路面電車は環境型都市の移動手段として可能性のある乗り物です。
大きな時代の変化と小さな地域の変化、それほどうまくリンクして適切に移行していけるわけがありません。
今年は大転換の年となりました。これからどういう未来像を描いてゆくのか、日本全体の課題です。
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↑ 長崎駅に近い「日本二十六聖人殉教地」へ行きました。
20年以上前、学生時代に来た時以来の見学です。
20年という時を感じさせない綺麗な姿で維持管理されていました。

「日本二十六聖人記念館」及び「聖フィリッポ教会」は建築家「今井兼次」の数少ない作品の一つであり、
大変貴重な建築です。

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↑ 後ろは石積み風にデザインされていました。
これはメッセージを盛り込んだ壁画となっています。

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↑ 維持管理が行き届いているため、力強く綺麗な姿を保っています。

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091117-15 ←彫塑的な柱、手の後が残る、大地から盛り上がってきたようです

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↑ 細かい装飾がちりばめられ、独特の雰囲気を醸し出しています

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↑ 「聖フィリッポ教会」 この2つの塔を本で見たとき、必ず見学したい建物の一つとなりました。

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↑ 実務で経験を積んだいま、改めて「今井兼次」の建築にかける思いが伝わってきます。

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↑ 「NHK長崎」 昭和モダンの名建築がリノベーションされ、生まれ変わり利用され続けています。

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↑ 時代を感じる鉄塔 ロゴが当時のままでいいね。
このまま使い続けて欲しい鉄塔

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↑ 長崎駅の「かもめ」 すばらしいデザイン。
JR九州の数々のすばらしい列車のデザインはまた別の機会に・・・。

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T邸-08 工事工程04

11月 8th, 2009

■工事工程03 (金物取り付け~屋根工事)

↓ 10月23日 屋根 野地板施工
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↓ 屋根 アスファルトルーフィング施工
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↓ 屋根 ガルバニュウム鋼板瓦房葺き施工
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手前の屋根は立てはぜ葺き

↓ ホールダウン金物のアンカーボルト、スクリューワッシャー
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ホールダウン金物は柱+土台と基礎を固定する金物です。
地震や台風などの外力が加わったとき、建物が浮き上がる力が加わることがあります。
そのときの浮き上がる力を抑えるのがこれらの金物です。

↓ ホールダウン金物設置完了
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「筋かい」がとりつく柱部分には大きな力が加わわります。
場所によって力の程度は異なりますが、柱が抜けないようにホールダウン金物が必要です。
「筋かい」をとめる「筋かい金物」と「ホールダウン金物」がうまく納まるように様々な金物が
発売されています。
今回の「筋かい金物」は「ホールダウン金物」と干渉せず、きれいに納まっています。

↓ 2Fリビング
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↓ 道路側、斜め壁下地施工
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敷地:埼玉県桶川市 / 細長敷地
用途:住宅
構造:木造2階建
設計:nano Architects
施工:(株)タナベ建設 http://www.tanabe-c.co.jp/
着工:2009年9月17日
竣工予定:2010年1月

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T邸-07 工事工程03

11月 8th, 2009

■工事工程03 (土台~建て方完了)

↓ 10月16日 材木搬入
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土台は基礎の上に設置されますが、土台と基礎の間に床下換気のための隙間を作るため、
また、土台を湿気から守るため、基礎上に「基礎パッキン」が置かれ、その上に土台が設置されます。
アンカーボルトで締め付ける部分、柱下、筋交い部分、土台つなぎ部分など力がかかる部分の下には
必ず「基礎パッキン」が設置されます。その他の部分は換気口として床下に外気を取り入れ、床下の
湿気を逃がし木材の腐敗を防ぎます。

↓ 土台敷開始
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土台は基礎としっかりと接合されていなければいけません。
基礎と土台を接合させる金物がアンカーボルトです。
このアンカーボルトは、地震などの外力により建物の浮き上がろうとする力を抑え、
基礎と土台や柱がはずれないようにしっかりと固定されています。

↓ 先行足場掛け
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建物と敷地の間隔があまりありませんので、敷地奥と側面は、建て方より先行して
足場を設置しました。

↓ 10月20日 建て方
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建て方が始まりました。今回はプレカット工場で部材を加工していますので、現場での加工は無く、
順調に作業は進んでいます。

↓ 10月20日 建て方
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クレーンで材木を吊り上げ組み立てる

↓ 10月20日 建て方完了
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1日がかりで建て方が完了しました。

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敷地:埼玉県桶川市 / 細長敷地
用途:住宅
構造:木造2階建
設計:nano Architects
施工:(株)タナベ建設 http://www.tanabe-c.co.jp/
着工:2009年9月17日
竣工予定:2010年1月

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