■ 西新コーポラティブハウス room O
プロジェクトメンバー
コーディネイト:株式会社エス・コンセプト
土地媒介:九電不動産株式会社
スケルトン設計:有限会社福永設計事務所
インフィル設計:信濃設計研究所 信濃康博 他5者
建築施工:西松建設株式会社
概要
敷地住所:福岡市西新
主要用途:コーポラティブハウス
主要構造:RC造7階建
延床面積:総戸数17戸 内3戸インフィル設計
各87、95平方メートル 約26坪
建物竣工:2004年12月
プラン ― 「スーパー楕円による高効率の空間利用」
集合住宅プランの場合、区画が限られた空間を、いかに最大限、有効に活用するのかが、一つのテーマになっています。そのために、以下の3点を実現し、高効率の空間利用を実現しました。
1,廊下をなくす
2,行き止まりをなくす
3,空間を兼用する
玄関からLDKへ入れるようにし、廊下をなくしています。ウォークインクローゼットを裏動線とし、玄関と寝室をつないでいます。玄関から洗面脱衣室→キッチンへの動線も確保しています。子供室はリビングからアクセスできるので、廊下はありません。
このように、廊下をなくす、行き止まりをなくし回遊性を確保することにより、空間を最大限、有効に活用することができました。
1 |
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空間構成 ・ 部屋を間仕切る、スーパー楕円と、円弧 ・ 無駄な空間=廊下、をなくした、空間分節。 ・ 部屋と部屋の「気積」、のバランスにより生み出された 曲線の間仕切り |
2 |
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PP分離 |
3 |
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空間の兼用 ・ 和室と子供室は、リビング・ダイニングと連続した利用が可能 |
4 |
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回遊性 - 行き止まりのない間取り ・ 台所 → 洗面脱衣室 → LD → 台所へ ・ 玄関 → LD → 寝室 → ウォークインクローゼット → 玄関 ・ LD → バルコニー → 寝室 → LD? |
コーポラティブハウスのシステム
「コーポラティブハウス」とは、自ら居住するための住宅(集合住宅)を建設しようとする者(今回の計画では17戸)が組合を結成し、共同して事業計画を定め、土地の取得、建物の設計、工事発注その他の業務を行い、住宅を取得、管理していく住まいです。
→ 2F room D 家族の集う巨大スペース
→ 5F room O スーパー楕円 / PP分離/回遊性
→ 7F room Q 眺望を最大限活かした〈大開口〉
- 2、リノベーション
- 3、コーポラティブ方式(戸建住宅群・集合住宅)
- 4、商業施設・オフィス
- 5、分譲マンション・テラスハウス